*12:26JST 精工技研 Research Memo(6):2024年3月期は景気鈍化、資源価格・物流コスト上昇懸念も、増収増益を予想
■今後の見通し
精工技研<6834>の2024年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比7.2%増の17,460百万円、営業利益は同17.9%増の1,640百万円、経常利益が同3.9%増の1,670百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同6.3%増の1,150百万円の見込みである。
足元では景気回復の遅れ、半導体の材料供給不足、資源価格の高騰など収益を圧迫する状況にある。自動車関連市場では、電気自動車へのシフトや自動運転の技術開発が加速する見通しで、コンプレッサー用部品など電気自動車向け製品の量産に向けた取り組みを強化するとしている。半導体の材料供給不足から回復の兆しもあり、展望は明るい。通信関連市場や光関連市場では、足元ではリモートワーク関連需要の減少や先行きの不透明感から大手IT関連企業が設備投資を手控えていることから景気回復は遅れている。しかし増大するデジタルデータに対応すべく光通信網やデータセンターの新設需要が近く回復してくると見ている。
中期的には自動車関連市場や通信関連市場の新分野も含めた製品需要は加速する見通しで、同社製品の受注拡大が期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<SI>
精工技研<6834>の2024年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比7.2%増の17,460百万円、営業利益は同17.9%増の1,640百万円、経常利益が同3.9%増の1,670百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同6.3%増の1,150百万円の見込みである。
足元では景気回復の遅れ、半導体の材料供給不足、資源価格の高騰など収益を圧迫する状況にある。自動車関連市場では、電気自動車へのシフトや自動運転の技術開発が加速する見通しで、コンプレッサー用部品など電気自動車向け製品の量産に向けた取り組みを強化するとしている。半導体の材料供給不足から回復の兆しもあり、展望は明るい。通信関連市場や光関連市場では、足元ではリモートワーク関連需要の減少や先行きの不透明感から大手IT関連企業が設備投資を手控えていることから景気回復は遅れている。しかし増大するデジタルデータに対応すべく光通信網やデータセンターの新設需要が近く回復してくると見ている。
中期的には自動車関連市場や通信関連市場の新分野も含めた製品需要は加速する見通しで、同社製品の受注拡大が期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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