日本株の上昇は本物か？【西村剛】

注目の業種は・・・

日経平均株価が32000円の大台を突破しました！
為替が円安方向に加速、１ドル140円台に入ったことを受け、輸出関連株を中心に上昇したことが要因となっていますが、この流れ、果たして本物なのでしょうか・・・？
私は今回の株価上昇、もうしばらく続くと考えています。
というのも、今の日本株を買っている主体は外国人投資家であり、米国株が景気悪化懸念から伸び悩むなか、日本株だけが上昇する局面が続いています。世界的にみると今の日本株はPERで割安な水準にあること、今の段階でまだ外国人投資家も日本株を買い切っている状態ではないことを考えるともうしばらく日本株買いが続きそうです。
加えてマザーズ指数もボックス圏を上抜けするような動きになってきており、このままマザーズも直近の高値を更新してくれば、日本株の上昇に懐疑的な個人投資家や国内機関投資家も日本株を買わざるを得ない状況になるかもしれません。
このように考えると日経平均株価は年内36000円前後までの上昇があってもおかしくはないと考えているのです。もちろん株価が一本調子に上がるわけではなく途中上げ下げを繰り返しながら上昇していくと思いますが、少なくとも外国人投資家が日本株を買っている間は今の上昇トレンドが続く可能性が高そうです。
特に外国人投資家が好むハイテク、半導体関連、自動車といったところがここから物色されてくる可能性が高いでしょう。
日本株も久しぶりに活況が出てきました。今のうちにしっかりと上昇相場対策をしておきましょうね。