東京株式(大引け)=216円高、主力株中心にリスクオンの流れ止まらず

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/05/16 15:49
東京株式(大引け)=216円高、主力株中心にリスクオンの流れ止まらず  16日の東京株式市場は主力株を中心にリスクを取る動きが継続し、日経平均は年初来高値を連日更新、3万円台まであと一歩に迫る水準まで上昇した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比216円65銭高の2万9842円99銭と4日続伸。プライム市場の売買高概算は16億419万株、売買代金概算は3兆5529億円。値上がり銘柄数は995、対して値下がり銘柄数は767、変わらずは72銘柄だった。

 きょうの東京市場は終始買い優勢の展開となり、日経平均株価は2万9900円台まで上昇し、フシ目の3万円大台まであと100円弱に迫る場面があった。前日の米国株市場でNYダウが6日ぶりに下げ止まったことでセンチメントが改善している。米株市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が急反発したのを引き継ぐ形で、半導体関連株が強い動きを示し全体相場を牽引した。業種別では電力株や医薬品株が買われたほか、食品株の一角なども値を上げ、全体指数の上昇に貢献した。値上がり銘柄数は全体の54%にとどまったが、売買代金は3兆5000億円台と高水準に膨らんでいる。なお、TOPIXは日経平均に先立って1990年8月以来約33年ぶりの高値圏に浮上した。

 個別では、レーザーテック<6920.T>東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置大手やルネサスエレクトロニクス<6723.T>など半導体の主力株が買われているほか、キーエンス<6861.T>なども高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が商いを膨らませ強い動きとなった。リクルートホールディングス<6098.T>が高く、東京電力ホールディングス<9501.T>も堅調。芝浦機械<6104.T>コプロ・ホールディングス<7059.T>などがストップ高に買われた。グリムス<3150.T>マースグループホールディングス<6419.T>なども大幅高。

 半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が軟調、楽天グループ<4755.T>も売られた。トヨタ自動車<7203.T>ソニーグループ<6758.T>が冴えず、日本郵船<9101.T>も売りに押された。オリンパス<7733.T>が値を下げ、コニカミノルタ<4902.T>の下落も目立った。河西工業<7256.T>が急落、Orchestra Holdings<6533.T>ネットプロテクションズホールディングス<7383.T>なども大幅安。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
100000018
39,174.25
(02/17)
+24.81
(+0.06%)