*10:59JST 橋本総業ホールディングス---23年3月期は増収増益、全てのセグメントの売上高が増加
橋本総業ホールディングス<7570>は9日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.7%増の1,481.89億円、営業利益が同12.1%増の28.07億円、経常利益が同10.9%増の37.89億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.7%増の25.69億円となった。
管材類の売上高は前年同期比8.7%増の428.37億円となった。住宅分野では、ウッドショックの影響により新築着工が増加したこと、及び商品価格の改定を前にリフォーム需要が増加した。非住宅分野は、半導体工場向け設備投資を中心とした需要の回復、及び大型案件の着工が進み、増加した。その中で同社グループとしては、商品の安定供給を図るため、在庫商材の拡充、物流機能の活用、商材の拡大に注力した。
衛生陶器・金具類の売上高は同3.5%増の436.96億円となった。新設着工戸数は、持家は大幅に減少したものの貸家、分譲住宅が増加し、全体として、やや増加した。住宅のリフォーム需要は、生活様式の変化による設備の交換需要が増加した。非住宅分野は昨年度に新型コロナウイルスの影響により、便座や水栓類の非接触商品への取替需要が進み、その影響で今年度は減少した。温水暖房便座、一体型便器の生産状況は下期にかけて回復されたため、売上が増加した。
住宅設備機器類の売上高は同11.0%増の269.99億円となった。給湯分野は、ガス・石油給湯器の製品供給体制が回復した。キッチン設備は、商品価格の改定を前に需要が高まり、上期は増加した。一方、下期は、ショールームへの来館人数の減少に比例し、売上も減少したが、通期では伸長した。その中で、同社グループとしては、在庫量・アイテムの増加、ショールーム商談会の実施を行い、即納体制の強化、個別散在需要の獲得に注力した。
空調機器・ポンプの売上高は同9.2%増の328.92億円となった。空調機器類の需要は、生産、物流による遅延が解消され、堅調に推移した。住宅用空調機器は、高機能タイプの需要が増加したこと、及び寒冷地域において、暖房用としての需要が増加した。業務用空調機、汎用ポンプ、及び家庭用ポンプは堅調に推移した。ポンプはモーター、インバーター等の部材調達が困難な状況となった。その中で、同社グループとしては、販路の開拓、仕入先との連携を強化し、代替品の提案、納期管理等を積極的に行うことで、顧客のニーズに合わせた提案に努めた。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.6%増の1,550.00億円、営業利益が同6.9%増の30.00億円、経常利益が同5.3%増の40.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.0%増の28.00億円を見込んでいる。また、同日、2024年3月期の配当に関して、中間配当金21.00円(普通配当21.00円)、期末配当金21.00円(普通配当21.00円)を発表した。この増配により、記念配当を含めて、8期連続の増配となる。
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管材類の売上高は前年同期比8.7%増の428.37億円となった。住宅分野では、ウッドショックの影響により新築着工が増加したこと、及び商品価格の改定を前にリフォーム需要が増加した。非住宅分野は、半導体工場向け設備投資を中心とした需要の回復、及び大型案件の着工が進み、増加した。その中で同社グループとしては、商品の安定供給を図るため、在庫商材の拡充、物流機能の活用、商材の拡大に注力した。
衛生陶器・金具類の売上高は同3.5%増の436.96億円となった。新設着工戸数は、持家は大幅に減少したものの貸家、分譲住宅が増加し、全体として、やや増加した。住宅のリフォーム需要は、生活様式の変化による設備の交換需要が増加した。非住宅分野は昨年度に新型コロナウイルスの影響により、便座や水栓類の非接触商品への取替需要が進み、その影響で今年度は減少した。温水暖房便座、一体型便器の生産状況は下期にかけて回復されたため、売上が増加した。
住宅設備機器類の売上高は同11.0%増の269.99億円となった。給湯分野は、ガス・石油給湯器の製品供給体制が回復した。キッチン設備は、商品価格の改定を前に需要が高まり、上期は増加した。一方、下期は、ショールームへの来館人数の減少に比例し、売上も減少したが、通期では伸長した。その中で、同社グループとしては、在庫量・アイテムの増加、ショールーム商談会の実施を行い、即納体制の強化、個別散在需要の獲得に注力した。
空調機器・ポンプの売上高は同9.2%増の328.92億円となった。空調機器類の需要は、生産、物流による遅延が解消され、堅調に推移した。住宅用空調機器は、高機能タイプの需要が増加したこと、及び寒冷地域において、暖房用としての需要が増加した。業務用空調機、汎用ポンプ、及び家庭用ポンプは堅調に推移した。ポンプはモーター、インバーター等の部材調達が困難な状況となった。その中で、同社グループとしては、販路の開拓、仕入先との連携を強化し、代替品の提案、納期管理等を積極的に行うことで、顧客のニーズに合わせた提案に努めた。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.6%増の1,550.00億円、営業利益が同6.9%増の30.00億円、経常利益が同5.3%増の40.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.0%増の28.00億円を見込んでいる。また、同日、2024年3月期の配当に関して、中間配当金21.00円(普通配当21.00円)、期末配当金21.00円(普通配当21.00円)を発表した。この増配により、記念配当を含めて、8期連続の増配となる。
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