旭化学、今期経常を69％下方修正、配当も13円減額

　旭化学工業 <7928> [東証Ｓ] が4月11日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。23年8月期の連結経常利益を従来予想の5.9億円→1.8億円(前期は6.6億円)に69.5％下方修正し、減益率が10.9％減→72.8％減に拡大する見通しとなった。
　同時に、9-2月期(上期)の連結経常利益も従来予想の3億円→1.9億円(前年同期は3.9億円)に36.7％下方修正し、減益率が23.7％減→51.7％減に拡大する見通しとなった。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の26円→13円(前期は28円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年８月期連結業績予想の修正（１）第２四半期累計期間売上高につきましては、取引先の電動工具業界の在庫調整の影響により減少し、日本は前年同四半期比15.6％減の16億34百万円、中国は同28.8％減の24億75百万円、全体で同20.6％減の45億３百万円の見込であります。利益につきましては、電気料金や運送費が上昇しました。その一部を製品価格へ転嫁しましたが売上高の減少による減益を吸収するには至らず、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は当初の予想を下回る見込みであります。（２）通期売上高につきましては、引き続き電動工具業界からの受注が減少する見込みであります。利益につきましては、売上高の減少とエネルギーコストの上昇により営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は当初の予想を下回る見込みであります。

　配当予想の修正期末の配当につきましては、通期の業績予想を踏まえ３円に修正することといたしました。