郵船など海運株は軟調も押し目買い観測、配当権利取り狙いの買いが下値支える◇
日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>など海運大手は反落。全体相場は前日に日経平均が500円を超える上昇を示したが、米株急落を受け再びリスク回避目的の売りに押される地合いとなっている。外国為替市場で足もと円高が進んでいることも買い手控えにつながっているが、一方で下値では3月期末を目前に配当権利取り狙いの買いも誘導されやすい状況にある。海運株は郵船の配当利回りが前日時点で15%台、商船三井は16%台と極めて高い水準にあり、「株価が下押すタイミングで安く拾えれば、それだけ高い配当利回りを手にすることができるため、押し目買いを狙う個人投資家も多い」(中堅証券マーケットアナリスト)という指摘がある。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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