神戸物産は底堅い、急速な円高進行が買いを誘う要因に◇
全体相場が調整色を強めるなか、神戸物産<3038.T>が底堅く推移している。外国為替市場でドル安・円高が急速に進行した。これが業績にポジティブな影響をもたらすとされる同社株への買いを誘う要因となったようだ。同じく円高メリット株と位置付けられるワークマン<7564.T>が堅調。ニトリホールディングス<9843.T>はプラスに転じる場面がある。
前週末10日に公表された2月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数は市場の予想を上回った半面、前月と比べ失業率は上昇し、平均賃金の伸び率は鈍化した。FRBの利上げ長期化に対する市場の警戒感が薄れるなか、米中堅金融のSVBファイナンシャルグループ<SIVB>の傘下銀行が破綻をしたことを受け、投資のリスク許容度が大きく低下。安全資産と位置付けられる債券買いで米金利が急低下し、外国為替市場では一時1ドル=133円台半ばまで一気に円高が進んだ。足もとでドル円相場は1ドル=134円台半ばで推移している。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
前週末10日に公表された2月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数は市場の予想を上回った半面、前月と比べ失業率は上昇し、平均賃金の伸び率は鈍化した。FRBの利上げ長期化に対する市場の警戒感が薄れるなか、米中堅金融のSVBファイナンシャルグループ<SIVB>の傘下銀行が破綻をしたことを受け、投資のリスク許容度が大きく低下。安全資産と位置付けられる債券買いで米金利が急低下し、外国為替市場では一時1ドル=133円台半ばまで一気に円高が進んだ。足もとでドル円相場は1ドル=134円台半ばで推移している。
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