日精鉱、今期経常を34％下方修正

　日本精鉱 <5729> [東証Ｓ] が2月22日後場(13:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の10.9億円→7.2億円(前期は22.4億円)に33.9％下方修正し、減益率が51.5％減→67.9％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.6億円→0.9億円(前年同期は9.5億円)に79.7％減額し、減益率が51.4％減→90.1％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023 年３月期の連結業績見通しにつきましては、世界経済の景気後退への懸念が継続する中、スマートフォンやパソコンなどの通信機器端末の大幅な需要の落ち込みと在庫調整の長期化などにより、金属粉末製品の受注減少が続いており、売上高、利益ともに前回予想を下回る見込みです。業績予想の見直しを行った結果、2022 年11 月8 日に公表しました2023 年３月期の連結業績予想を修正いたします。なお、個別業績予想につきましては、現時点では前回予想を据え置き、修正いたしません。当社は2022 年５月13 日に2023 年３月期配当予想について、年間配当金を１株あたり120.00 円（期末配当金60.00 円）と公表しておりますが、当該公表数値から変更はございません。