三菱ケミGは反発、ロイヤルティーの売上収益認識で今期業績予想を上方修正

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/02/17 09:49
三菱ケミGは反発、ロイヤルティーの売上収益認識で今期業績予想を上方修正  三菱ケミカルグループ<4188.T>は反発。16日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想の修正について発表した。今期の売上収益は4兆5140億円から4兆6400億円(前期比16.7%増)に、最終利益は280億円から1180億円(同33.4%減)に見通しを上方修正した。これを好感した買いが集まったようだ。

 スイスの製薬大手ノバルティス<NVS>は三菱ケミGの連結子会社である田辺三菱製薬に対し、「ジレニア」に関するロイヤルティーの支払い義務を定める規定の一部は無効であり、支払い義務はないと主張し、19年に仲裁の申し立てを行った。国際商業会議所での仲裁手続きが続いていたが、三菱ケミGによると、仲裁廷は今年2月13日にノバルティスの主張を全面的に否定する判断を下したという。これに伴い従来、売上収益としていなかったロイヤルティーに関し、23年1~3月期に一括して売上収益として認識することとなり、収益が上振れする見込みとなった。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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