午前:債券サマリー 先物は小反落 模様眺めで方向感欠く

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/01/31 12:17
 31日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は小反落。売り買いともに決めて欠けるなか方向感なく推移した。

 債券先物は売り先行でスタート。前日の欧州中央銀行(ECB)が金融引き締めを継続するとの見方からドイツなど10年債利回りが上昇し、米長期債相場も下落(金利上昇)した流れを引き継いだ。ただ、時間外取引で米長期金利の上昇が一服していることや、日経平均株価がマイナスに転じたことが相場の下支えとなり、債券先物は切り返す場面があった。とはいえ、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)理事会など重要インベントが相次ぐことから見極めムードが広がり上値を抑えた。なお、きょうは2年債入札が実施される。

 午前11時の先物3月限の終値は前営業日に比べ2銭安の146円84銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前営業日比0.005%上昇の0.480%だった。

出所:MINKABU PRESS
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