日ハム、今期最終を35%下方修正

配信元:株探
投稿:2023/01/27 15:30
 日本ハム <2282> [東証P] が1月27日大引け後(15:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期の連結最終利益を従来予想の260億円→170億円(前期は480億円)に34.6%下方修正し、減益率が45.9%減→64.6%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の105億円→15.2億円(前年同期は284億円)に85.6%減額し、減益率が63.0%減→94.7%減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 【連結】  売上高につきましては、前回予想の水準となる見通しです。  利益につきましては、飼料価格の高値推移などにより、輸入コストの高止まりが継続したことによる輸入食肉価格の上昇など、食肉事業において引き続き厳しい環境となりました。また、海外においても、主に豪州事業にて、牛肉取引価格が想定より軟調に推移したことに加え、原価率も高水準で推移したことなどにより、牛肉事業で想定を上回る業績悪化となり苦戦しました。こうした状況を踏まえ、業績予想を見直した結果、各段階利益において前回予想を下回る見込みです。【個別】 売上高につきましては、引き続き食肉事業における販売価格が堅調に推移していることから、前回予想を若干上回る見通しです。  利益につきましては、食肉事業の輸入食肉部門において、生産国での相場上昇及び為替影響による仕入価格の高止まりが継続しており、収益環境が想定以上に悪化しております。また、加工事業においても、原材料価格の高騰により厳しい環境が継続しております。こうした状況を踏まえ、業績予想を見直した結果、各段階利益において前回予想を下回る見込みです。
配信元: 株探

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