FOMC議事録 市場のFRBに対する認識と一致 反応は限定的=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/11/27 04:38
 日本時間の午前4時に今月に開催されたFOMCの議事録が公表され、FOMC委員は段階的な利下げを幅広く支持していたことが明らかとなった。

 インフレが持続的に2%まで低下し、経済が完全雇用に近い状態を維持するなど、データがほぼ想定通りの内容になれば、時間をかけてより中立的な政策スタンスへと緩やかに移行することが適切である可能性が高いとしている。

 概ね想定通りの内容で、現在の市場のFRBに対する認識と一致していることもあり、市場の反応は限定的となっている。

 ドル円は153円台前半、ユーロドルは1.0465ドル付近での推移。

*FOMC議事録
・段階的な利下げに幅広い支持。
・データが想定通りなら、中立スタンスへの緩やかな移行が適切。
・一部はデータ次第で利下げ休止または速いペースの利下げの意見も。
・多くが中立金利の不確実性を指摘。
・商業用不動産市場の信用状況はさらに悪化。
・多くの当局者が9月よりも労働市場の悪化リスクが低下と判断。
・ほぼ全員が雇用とインフレのリスクは均衡と判断。
・多くが企業は値上げに消極的になりつつあると指摘
・一部は企業は採用に慎重になっていると言及。

USD/JPY 153.38 EUR/USD 1.0462 GBP/USD 1.2535

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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