<注目銘柄>=学情、Webメディアが成長を牽引
学情<2301.T>は昨年11月28日につけた昨年来高値1553円をピークに調整局面にあるが、企業の採用ニーズの高まりを背景に増益基調継続が見込まれるだけに、ここは押し目買いの好機ととらえたい。
同社は就職情報の専業大手。新卒向け合同企業説明会「就職博」を主力に成長を続けてきたが、近年は20代向けの転職サイト「Re就活」などWebメディアの拡大が成長を牽引している。昨年12月12日に発表した22年10月期単独決算は、企業の採用ニーズの拡大を受けて全商品で増収となり、売上高は67億7300万円(前の期比8.9%増)となった一方、広告宣伝費の増加や人員の増強などで営業利益は16億2100万円(同10.8%減)の減益となった。
採用ニーズは引き続き拡大傾向にあり、昨年11月の単月受注高は前年同月比25.2%増、12月は同21.7%増と好調に推移。特に「Re就活」は多くの20代からの支持を集め同35.9%増となった。また、「あさがくナビ」は、オリコン顧客満足度調査で学生満足度1位を獲得したことにより企業からの引き合いが急拡大しているほか、「就職博」は新卒採用市場で24年卒採用の広報解禁が3月に近づきニーズが更に拡大しており、ともに前年同月比20%以上の伸長となっている。
会社側では23年10月期に営業利益21億7300万円(前期比34.0%増)を見込むが、保守的との見方が強い。上方修正の可能性は十分にあろう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は就職情報の専業大手。新卒向け合同企業説明会「就職博」を主力に成長を続けてきたが、近年は20代向けの転職サイト「Re就活」などWebメディアの拡大が成長を牽引している。昨年12月12日に発表した22年10月期単独決算は、企業の採用ニーズの拡大を受けて全商品で増収となり、売上高は67億7300万円(前の期比8.9%増)となった一方、広告宣伝費の増加や人員の増強などで営業利益は16億2100万円(同10.8%減)の減益となった。
採用ニーズは引き続き拡大傾向にあり、昨年11月の単月受注高は前年同月比25.2%増、12月は同21.7%増と好調に推移。特に「Re就活」は多くの20代からの支持を集め同35.9%増となった。また、「あさがくナビ」は、オリコン顧客満足度調査で学生満足度1位を獲得したことにより企業からの引き合いが急拡大しているほか、「就職博」は新卒採用市場で24年卒採用の広報解禁が3月に近づきニーズが更に拡大しており、ともに前年同月比20%以上の伸長となっている。
会社側では23年10月期に営業利益21億7300万円(前期比34.0%増)を見込むが、保守的との見方が強い。上方修正の可能性は十分にあろう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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