2023年相場がスタートしました。
過去の統計データでは年末年始は株価が上がりやすいアノマリーがあるにもかかわらず、日本株は下落トレンドが続いています。しかし、株価が上がやすくないからといって、株で勝てないわけではありません。
本日は下落相場でも、投資家として株で勝つためにやるべきことをご紹介いたします。事前準備を行うことで、あなたの2023年のトレードの成績は大きく変わるでしょう。
まず、足元の株価が下落の要因は、日本においても金融引き締めの動きが出てきたことによる警戒感だと考えられます。
2020年の「コロナによる世界的な金融緩和」により世界的な株高から一転、2022年は「金融引き締め」により世界全体で見て株安局面に入りました。この金融引き締めの流れは2023年も継続しそうです。これまで金融緩和を続けていた日銀も12月に金融引き締めの姿勢を見せたことで日本株も下落トレンド入りしたと考えています。
このような世界的な金融市場の流れを見ると2023年は、【金融引き締めによる実体経済の悪化】がテーマとなりそうです。
金融引き締めにより実体経済がどこまで悪化するのか?が市場の関心となることで、日本株も軟調な相場が予想されます。2023年の日本株相場は、【どこまで株価が下がるか?】がポイントとなってきそうです。
もちろん経済政策がうまくいき、それほど株価が下がらない可能性もありますが、少なくとも2020年、2021年のように大きく株価が上がることはないと考えています。これまでの日本株に対する楽観的な見通しを改める必要があるかもしれません。
ここまで聞くと、「今年も株で損しそうだなぁ・・・」と思うかもしれませんがそうではなくむしろチャンスかもしれません。
下落トレンドではちょっとした悪材料でも株価が過剰に反応することも多く、そういった急落をうまくとらえる逆張り戦略や株価下落で利益を上げやすい空売り戦略がうまく機能する可能性が高いでしょう。そういった意味ではシステムトレードにとってチャンスな年かもしれません。
逆に一番だめなのが、思考停止になり塩漬けにしてしまうことです。株式市場全体が下落トレンドに入ると、どんな優良な銘柄でも株価は下落します。
長期投資で株を買っているひとにとっては株価をみないというもありなのですが、下落相場では短期投資で株を買っているにもかかわらず、目先の株価の下落にショックを受け、なんでもかんでも塩漬けにしてしまうひとが結構いるのです。
思考を停止して塩漬けにしてしまうと、何も打つ手がありません。塩漬けを回避するためにもしっかりと「下落相場に入ったらどのようにトレードするのか」を今のうちに考えておきましょう。それだけでパフォーマンスが大きく変わりますよ。ぜひ実践してくださいね。
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