年末相場は大荒れの可能性も・・・
20日の日本株が急落しました。日銀が長期金利の上限を0.25%から0.5%に引き上げ、これまでの大規模な金融緩和政策を修正してきたことを受け、日本株が大きく売られる展開となりました。
米国だけではなく、いよいよ国内においても金融引き締め相場へ移行する可能性が高まってきました。
基本的に長期金利が上昇すると、相対的に株式の割安感が薄れ売られやすくなり、実体経済においても企業の資金調達や住宅ローンの負担が増えることから景気悪化につながる可能性があります。
20日の株式市場の値動きをみても、ほとんどの銘柄が売られる一方、銀行株や保険など、金利上昇で恩恵を受けやすい金融株が上昇しています。今回の日銀の政策変更で、日本株においても中長期的な物色対象が変わるかもしれません。
これまで買われていたPERの高いハイテク、半導体関連が売られる一方、値動きのぱっとしなかった銀行株や割安株に資金がシフトするかもしれません。
今週はクリスマス休暇前のポジション調整に伴う売りが出やすい状況のなかでの日銀ショックにより株価は急落しました。さすがに売られすぎかなという感じもしますが、弱い展開がもう数日続く可能性もあります。ここからは過度に大きな買いポジションを持ち続けるのではく、株価が急落したタイミングでの短期的な逆張り戦略を繰り返していくのが有効な局面かもしれません。しっかりとリスク管理を行なったうえでトレードしていきましょう。
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