【これからの見通し】きょうはECB当局者の講演に注目、来週のECB理事会を控えて
【これからの見通し】きょうはECB当局者の講演に注目、来週のECB理事会を控えて
今週はドル相場の流れが停滞している。ドル指数のチャートを観察すると11月以降の下落の流れは継続している。ただ、今週は下げ一服となり、値動きが混とんとしている。来週は米FOMC、英金融政策委員会(MPC)、ECB理事会など主要中銀の政策決定会合が目白押しとなっており、今週は動きにくい週となっているようだ。あすには米生産者物価指数が発表される予定になっており、11月の米物価状況を知るうえで最も早い発表となる。注目度が高いだけに、きょうのところは市場は様子見となりそうだ。
その中で、きょうは第6回欧州システミックリスク委員会(ESRB)が開催される予定。開幕とともにラガルドECB総裁の講演が行われる。続いて、デコス・スペイン中銀総裁の講演がある。今回のESRBのテーマは「金融安定化への挑戦」となっている。また、デコス総裁の講演テーマは「嵐の中の航行、現在のマクロ経済環境における政策の挑戦」となっている。まさしく、現在のECB政策の立ち位置が示されているようだ。インフレ鈍化か長期化か、利上げ幅の構成や中立金利水準に関する認識はどうか、見所は多い。
この後の海外市場で発表される経済指標は、南アフリカ経常収支(第3四半期)、南アフリカ製造業生産高(10月)、米新規失業保険申請件数(11/27 - 12/03)など。米企業決算では、ブロードコム、コストコホールセールなどが注目されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
今週はドル相場の流れが停滞している。ドル指数のチャートを観察すると11月以降の下落の流れは継続している。ただ、今週は下げ一服となり、値動きが混とんとしている。来週は米FOMC、英金融政策委員会(MPC)、ECB理事会など主要中銀の政策決定会合が目白押しとなっており、今週は動きにくい週となっているようだ。あすには米生産者物価指数が発表される予定になっており、11月の米物価状況を知るうえで最も早い発表となる。注目度が高いだけに、きょうのところは市場は様子見となりそうだ。
その中で、きょうは第6回欧州システミックリスク委員会(ESRB)が開催される予定。開幕とともにラガルドECB総裁の講演が行われる。続いて、デコス・スペイン中銀総裁の講演がある。今回のESRBのテーマは「金融安定化への挑戦」となっている。また、デコス総裁の講演テーマは「嵐の中の航行、現在のマクロ経済環境における政策の挑戦」となっている。まさしく、現在のECB政策の立ち位置が示されているようだ。インフレ鈍化か長期化か、利上げ幅の構成や中立金利水準に関する認識はどうか、見所は多い。
この後の海外市場で発表される経済指標は、南アフリカ経常収支(第3四半期)、南アフリカ製造業生産高(10月)、米新規失業保険申請件数(11/27 - 12/03)など。米企業決算では、ブロードコム、コストコホールセールなどが注目されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
最新人気記事
-
明日の株式相場に向けて=10兆円国策支援でAI関連が再始動へ 11/12 17:30
-
「人工知能」が3位、石破首相が半導体やAIに10兆円の公的支援表明... 11/12 12:21
-
日産自が急騰し上昇率20%超、エフィッシモ系の株式保有の思惑で◇ 11/12 14:18
-
明日の株式相場に向けて=「トリプルレッド」で超円安のパラドックス 11/11 17:30
-
PILLAR(6490) 剰余金の配当(中間配当)の決定及び期末配... 11/11 14:30
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 06:50
-
今日 06:38
-
今日 06:38
-
今日 06:35