◆ さらに“巻き戻し”進行… - “135円台”へ
「パウエル発言」が尾を引く中、昨日発表の「米経済指標」も芳しいとはいいがたい内容となりました。
このため「米利上げペース鈍化」への思惑はさらに増大し、米10年債利回りが“3.50%”へと低下しました。
このため金利面による“ドル売り”がさらに加速する格好となり、“ストップロス”を絡めたドル円は“135.209円”へと急速に値を落としていきました。
◆ もちろん結果次第ではあるが…? - 米雇用統計
こうした中、本日は「米雇用統計」を迎えます。
事前予想は「非農業部門雇用者数(+20.0万人)」「失業率(3.7%)」「平均時給(前年比+4.6%)」と、いずれも“控えめ”が想定されています。
このため予想を上回れば、“タカ派寄り(巻き戻し)”といった動きも想定されるところです。
もっとも「インフレ・ピークアウト」を示す米経済指標が相次いでいるだけに、「12月0.75%利上げ」の可能性は金融先物では“20%程度”まですでに落ち込んでいます。
これを押し戻すほど、インパクトのある数値が飛び出すことがあるか…?
逆に下回るようなことがあれば“さらなる下値追い”も懸念されますが、「パウエル発言」後の下落幅は“すでに5円弱”に達しています。
さらに“心理的な節目(135円ライン)”には、「まとまった規模のドル買いオーダー」が待ち構えているとも聞き及びます。
これを割り込むのも、かなりのパワーが必要…?
◆ テクニカル的には“もう少し下”ということになるが…!?
もちろんテクニカル的に節目は“もう少し下(200日移動平均線:本日は134.523円)”になりますので、「割り込みにかかる(仕掛け的な動き)」は見られるかもしれません。
それでも「すでにいい水準まで下落した」と見て、神経質なマーケットと対峙したいところです。
「結果次第」という点は、あくまで変わりませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
139.000(大台)
138.712(11/22~12/1の50%戻し、11/30~12/1の76.4%戻し)
138.618(日足・一目均衡表転換線)
138.083(12/1高値、11/30~12/1の61.8%戻し、大台)
137.885(11/22~12/1の38.2%戻し)
上値5:137.550(11/30~12/1の50%戻し)
上値4:137.262(-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値3:136.997(11/30~12/1の38.2%戻し、大台)
上値2:136.314(11/30~12/1の23.6%戻し)
上値1:136.000(大台)
前営業日終値:135.348
下値1:135.209(12/1安値)
下値2:135.000(大台)
下値3:134.652(8/18安値)
下値4:134.523(200日移動平均線)
下値5:134.344(ピボット1stサポート)
133.982(-2σ、大台)
133.903(8/17安値)
133.339(ピボット2ndサポート)
133.000(大台)
132.946(8/16安値)
132.543(8/15安値)
《10:35》
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