◆ “揺れ動き”はすれども… - 終わってみれば“膠着”
昨日も“上下”にこそ振れたものの、“方向感が定まる”ことはありませんでした。
東京タイムには“139.349円”へと上値を伸ばしたドル円でしたが、欧州タイムには“137.873円”へ押し下げられています。
もっとも「パウエルFRB議長講演」を翌日に控えていることもあり、“一方向への動意”は限定されています。
このためNYタイム終盤には“138.847円”へと押し戻されて、そのまま昨日の取引を終えています。
◆ どうしてもFRBは「12月のインフレは押さえ込みたい」…?
こうして昨日記した“往って来い”となったわけですが、本日はいよいよその「パウエルFRB議長講演」が予定されています。
注目は「タカ派発言を貫けるか?」と見られますが、こればっかりはふたを開けるまでわかりません。
ただFRBとしては、年度末に当たる「12月のインフレを押さえ込みたい」と考えている節があります。
本稿執筆時の短期金融市場は「0.50%利上げ(66%) VS 0.75%利上げ(33%)」という構図となっていますが、このまま維持されるかは甚だ疑問…?
◆ その他にも「リスクイベント」目白押し
「ADP雇用統計」「米7-9月GDP・改定値」、さらには「米地区連銀経済報告〈ベージュブック〉」や「ボウマン/クックの両FRB理事発言」等、本日はその他にもリスクイベントが目白押しとなっています。
発表までは“動きづらい(膠着)”との見方が一般的ですが、“突発的な値動き”には十分に注意しておきたいところですね。
個人的には“一旦の上放れ(タカ派寄り)”を、本日は想定していますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
141.233(100日移動平均線、週足・一目均衡表基準線)
140.941(20週移動平均線、大台)
140.874(ピボットハイブレイクアウト)
140.409(11/22~11/28の61.8%戻し)
140.112(ピボット2ndレジスタンス)
140.000(大台)
上値5:139.852(11/22~11/28の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値4:139.592(11/25高値)
上値3:139.413(11/28高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:139.349(11/29高値)
上値1:139.000(大台)
前営業日終値:138.685
下値1:138.599(-1σ)
下値2:138.437(11/29安値後の61.8%押し)
下値3:138.437(11/29安値後の76.4%押し)
下値4:138.000(大台)
下値5:137.873(11/29安値、ピボット1stサポート)
137.490(11/28安値)
137.160(ピボット2ndサポート)
137.000(大台)
136.446(ピボットローブレイクアウト)
136.171(8/24安値、8/26安値)
《10:25》
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