◆ “ポジション調整”主体… - “139円半ば”へ反発
週末ということもあり、先週末は“ポジション調整”が目立ちました。
米10年債利回りが“上昇(3.65%→3.75%)”する中、ドル円は“139.592円”へと緩やかに持ち直していきました。
もっとも先週末は「感謝祭翌日」であり、実質的には「連休の谷間(株・債券市場等は半休)」となることから流動性は回帰し切っておらず、冒頭で記した“ポジション調整”がしっくりくる商状といえそうです。
もっとも「米利上げペース鈍化」への思惑そのものは、依然として継続していると見られます。
これは米国債の“押し目買いニーズ”や、NYダウの“3日続伸”からも窺えるところであり、その意味では“ドル売り戻し”も先行しやすいと見るのが自然といえます。
◆ 今週はさらに“特殊週”
ただ今週は30日の「パウエル米FRB議長講演」を始めに、翌1日の「ISM製造業景況指数&PCEコア・デフレータ」、2日の「米雇用統計」と、主要イベントを控えています。
そうした中で「月末・月初週」にも当たっており、本日は「スポット取引の月内最終応当日」というスケジュール感となっています。
つまり「米利上げペース鈍化」への思惑を引きずりつつも、目先は「月末要因」に振り回されやすい…?
◆ テクニカル的には“もう一段の下値追い”を期待も…?
先週24日にも記したように、テクニカル的には“上値の重さ”がさらに意識されやすくなっています。
このため“もう一段の下値追い”を十分に想定しつつも、「月末要因」に振り回されやすい、つまり「不意の反転」には気を付けておきたいところです。
まずは実質的には“4連休明け”となる「米国勢の動向」を、しっかりと見極めたいところですね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
141.203(100日移動平均線、週足・一目均衡表基準線)
140.957(20週移動平均線、大台)
140.897(ピボットハイブレイクアウト)
140.623(11/22~11/24の61.8%戻し)
140.244(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:140.132(11/22~11/24の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値4:140.000(大台)
上値3:139.672(ピボット1stレジスタンス、11/22~11/24の38.2%戻し)
上値2:139.592(11/25高値)
上値1:139.247(-1σ)
前営業日終値:139.099
下値1:139.000(大台)
下値2:138.821(11/24~11/25の50%押し)
下値3:138.639(11/24~11/25の61.8%押し)
下値4:138.447(ピボット1stサポート)
下値5:138.367(11/25安値)
138.050(11/24安値、大台)
137.794(ピボット2ndサポート)
137.661(11/15安値)
137.530(8/29安値)
137.222(ピボットローブレイクアウト)
137.000(大台)
《10:30》
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