◆ 緩やかに上昇も… - 140円を挟んだ揺れ動き
先週末は“ほぼ横ばい”といった商状でした。
『12月FOMCで0.75%利上げの可能性が残されている』とのコリンズ・ボストン連銀総裁発言は、米10年債利回りを緩やかに上昇させて、ドルの下値を支えました。
一方で先週末発表された「米中古住宅販売件数」は“9ヶ月連続の減少(443万件)”、「景気先行指数」は“7ヶ月連続の低下(△0.8%)”と芳しいとはいいがたく、ドルの上値を押さえました。
このため“ポジション調整主体”になりやすい週末取引の中で、ドル円の動きは“緩慢”に留まりまっています。]
◆ 思惑はまだまだ“揺れ動く”…?
今週は日米共に“祝日(休場)”を挟む中、23日には「FOMC議事要旨(今月1-2日分)」を控えるスケジュール感になります。
このため“積極的な売買”が抑制されやすく、“方向感定まらず”から脱却しづらい展開が想定されるところです。
“タカ派発言”が相次いでいるように見えますが、一方で「大幅利上げによる景気抑止効果」が現れるのは“これから”です。
またボスティック・アトランタ連銀総裁などは『利上げペース鈍化の必要性』という旨の発言も飛び出しているなど、FRB内も“一枚岩”というわけではなさそうです。
そう考えると「米利上げペース鈍化」への思惑は今後も“揺れ動き”つつも、“方向感そのものは定まらず”見るのが自然ということになります。
◆ 「ドル売りオーダー」もビッシリ…!?
オーダー状況を見ると、“140.50円”付近から上には、びっしりと「ドル売りオーダー」が並んでいるとも聞き及びます。
根強い「日米金利格差」を背景にじりじりと“上値模索”しているように見えますが、そろそろ“上値の重さ”を意識する展開になると考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
143.120(10/21~11/15の38.2%戻し)
143.000(大台)
142.480(11/11高値)
142.225(11/9~11/15の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
142.000(大台)
上値5:141.568(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:141.148(11/9~11/15の38.2%戻し)
上値3:141.023(100日/20週移動平均線、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:140.739(11/17高値、-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:140.496(11/18高値)
前営業日終値:140.398(日足・一目均衡表先行スパン下限)
下値1:140.000(大台)
下値2:139.862(ピボット1stサポー)
下値3:139.643(11/18安値)
下値4:139.563(11/15~11/17の38.2%押し)
下値5:139.406(週足・一目均衡表基準線)
139.326(ピボット2ndサポート)
139.200(11/15~11/17の50%押し)
139.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
138.871(11/17安値、11/15~11/17の61.8%押し)
138.724(11/16安値)
《10:45》
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