ここからの焦点は・・・?
注目の9月雇用統計が7日に発表されました。失業率が市場予想よりも低かったことから、インフレ抑制のためにFRBが大幅な利上げを継続する可能性が高まり、米国株が下落、11日の日経平均株価も714円安となりました。
個人的には雇用統計の結果はそれほど景気が強いといった印象はない数字なのですが、今の株式市場は単純に、発表される経済指標が市場予想より高いか?低いか?に反応するため、今回の大幅安につながったのでしょう。
このように11日の日本株は大きく下がったわけなのですが、ここからの下げが終わったタイミングが短期的な底打ちなのではないかと考えています。
今回の雇用統計を受け、11月のFOMCで大幅な利上げが実施されるというところまでは織り込まれました。今後は11月のFOMC後の展開に株式市場は反応する展開になります。
ここから先は「12月のFOMCでも大幅な利上げがあるのかどうか?」が焦点となります。もちろんインフレ傾向が続き株価下落というシナリオもあるのですが、それよりも10月、11月の経済指標でインフレ減速感が出てくれば株式市場が一気に好転というシナリオのほうが可能性としては高いのではないかと期待しています。年末は米国株が上がりやすいというアノマリーもあります。今回の短期的な下落が終わり底打ちしたタイミングからのリバウンドは、少し息の長い可能性もありそうです。
今のうちにしっかり準備しておきましょう。
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