下値しっかりの相場付きとなりそう
【注目ポイント】パラボリック・SAR(=1.37611カナダドル)にローソク足が達するか否か
【シナリオ①】SARタッチなら、「1.40000カナダドル」超えを目指す展開に
【シナリオ②】SAR不達なら、「1.35000カナダドル」付近までの下押しも
【当面の“主戦場”(コアレンジ)】「1.35000~1.40000カナダドル」
9月下旬に直近高値を付けた後、「下値切り下げ」→「下値固め」→「反発フロー」となっている米ドル/カナダドル(以下、ドルカナダ)。もう一段の上値トライとなるのでしょうか。
上図にある各メルクマールを見てみると、1) 21日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足の上方にあること、3) ローソク足の下方に分厚い青色雲(=サポート帯、先行スパン)があること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していること、そして5) DMI(方向性指数)で+DI>-DIとなり、ADXが右肩上がりとなっている(上図赤色点線丸印)ことから、ドルカナダ・日足チャートは上昇トレンド継続を示すチャート形状であると判断します。
目先、注目すべきポイントは・・・ローソク足がパラボリック・SARの基準値である「1.37611カナダドル」(上図黄色矢印)に達するか否か。
筆者が予想する今後のシナリオは以下の通りです。(シナリオ①、②)
[シナリオ①]
これからの時間にかけて、「1.37611カナダドル」に達した(=上昇した)場合は、「SARの買いサインへの転換」→「もう一段の上値トライ」となりそうです。当該ケースでは、「上昇バンドウォークの継続」や「+DI>-DIの乖離拡大」も伴いながら、BB(ボリンジャーバンド)・+2σラインを基準値とする「1.40000カナダドル」(上図Ⓐ赤色線)超えを目指す展開となりそうです。
[シナリオ②]
一方で、「1.37611カナダドル」に不達となった場合は、「SARの売りサイン継続」→「上値抵抗圧力の増大」→「一旦の下押しフロー」となりそうです。当該ケースでは、「上昇バンドウォーク崩れ」や「+DI>-DIの乖離縮小」も伴いながら、青色雲の上辺である先行1スパン、あるいは約1カ月間における市場参加者の平均コストを示す21日MAを基準とする「1.35000カナダドル」(上図Ⓑ水色線)付近までの下押しもあり得そうです。ただし、現時点では分厚い形状の青色雲(=強い下値サポート帯)となっていることから、下値余地は限定的と言えそうです。
上記シナリオ①および②を概括すると、当面※のドルカナダの“主戦場”(コアレンジ)は「1.35000~1.40000カナダドル」となりそうです。よって、当該レンジに買い・トラリピを仕掛けるのも一案でしょう。
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