◆ 引き続き、“上値は重いが、下値も堅い” - 144円台
月末が重なった先週末は、資源国通貨を中心に対ドルで大幅下落となったこともあり、ドル買いそのものは継続しました。
しかしドル円はレンジ内での動きから脱却することは叶わず、144円台でのもみ合いに終始しています。
◆ 月が替わり、介入実績も示されたことで…?
先週末発表された「外国為替平衡操作の実施状況」では、22日に実施された介入規模が“約2.8兆円”であることが示されました。
これはドル売り介入をしては“過去最大(従来の記録は98年4月10日の2.6兆円)”であるものの、単独介入ということもあり“効果は限定的”も確認された格好といえます。
期替わり/月替わりというスケジュール感を踏まえれば、最も懸念される「介入催促相場(仕掛け的な動き)」を意識せざるを得ないところでもあります。
◆ それでも突破には、相応以上の「ドル買い」が必要…!?
一方で“144.90-145.20円”には、かなりの規模の「ドル売りオーダー」が待ち構えていると聞き及びます。
そしてそれらを吸収するためには、相応以上の「ドル買いオーダー」が必要ということにもなります。
「いつ飛び出すかわからない?」をいうドル売り介入(2回目)を警戒しながらであることを踏まえれば、一気に仕掛ける可能性は期待薄…?
少なくとも日銀のお膝元となる東京タイムは、先週末同様、“上値は重いが、下値も堅い”(本日の場合は“下値は堅いが、上値も重い”かな…?)”と見ておきたいところです。
米雇用統計に向けた新た動き、ならびに数多く予定されるFed高官発言での後押しが激化しない限りは…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
146.450(98/8/18高値)
146.000(大台)
上値5:145.901(9/22高値《年初来高値》)
上値4:145.651(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:145.196(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:145.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:144.896(9/27-28高値)
前営業日終値:144.795
下値1:144.615(+1σ)
下値2:144.400(ピボット1stサポート)
下値3:144.205(9/30安値)
下値4:144.016(9/29安値、大台、ピボット2ndサポート)
下値5:143.910(9/28安値)
143.818(9/22~9/27の23.6%押し、ピボットローブレイクアウト)
143.730(20日移動平均線)
143.151(9/26安値、日足・一目均衡表転換線、9/22~9/27の38.2%押し)
《10:00》
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