ケア21、今期経常を一転28%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2022/09/09 15:00
 ケア21 <2373> [東証S] が9月9日大引け後(15:00)に決算を発表。22年10月期第3四半期累計(21年11月-22年7月)の連結経常利益は前年同期比10.3%減の11億円に減った。
 併せて、通期の同利益を従来予想の18億円→12億円(前期は16.7億円)に33.3%下方修正し、一転して28.4%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.8億円→3.8億円(前年同期は8.6億円)に61.1%減額し、一転して56.0%減益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である5-7月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比32.1%減の2.9億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.4%→3.8%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルスの感染拡大により生じた第6波に対処するため、2022年1月から3月にまん延防止等重点措置が一部地域に適用されました。足元で生じている第7波でも感染状況が著しく悪化しております。これを受けて、施設系介護事業において入居時期の先送りが生じ、訪問介護事業においてもご利用者の入院等が発生し、通所系の事業では利用控え等が見られました。また、PCR検査、抗原検査等の検査費用を含む感染対策経費が増大するとともに、サービス提供体制の維持に要する人員確保のコストが大幅に増加しております。加えて、既に上昇しつつあった資源・エネルギー価格が一層高騰するとともに、食料品価格等についても徐々に上昇していることから、施設系介護事業を中心にコストの増大が鮮明になっております。 第4四半期連結会計期間においても、新型コロナウイルスの感染状況、物価情勢のいずれも不透明であることから、当該期間においても売上高の下振れとコストの増加が避けられないものと予想しております。 以上により、通期業績につきまして、売上高が当初予想に達しないとともに、営業利益以下が当初予想を大幅に下回ると判断いたしました。※上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報をもとに作成しており、実際の業績は今後様々な要因によって大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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