◆ “膠着”も、やや“ドル買い”優勢
米国市場休場(レイバーデー)の影響から、昨日は“動意に乏しい”を強いられました。
ただエネルギー問題を抱えた欧州経済の下押しリスクを警戒する“ユーロ売り”が改めて意識されたことで、相対的に“ドル買い”は継続しています。
このため“0.99ドル割れ”へとユーロドルが一時値を落とす動きを見せる中、ドル円は緩やかながらも“上値模索”を見せました。
もっとも“先週末高値(140.806円)”を窺うには至っておらず、“上値の重さ”も引きずったまま、昨日の取引を終えています。
◆ “揺れ動き”が基本…?
このため「方向感定まらず」は続く可能性が高く、本日も“揺れ動き”が基本ということになります。
特に米国の次なる注目材料は「米CPI(13日)」ですが、その前には「ECB理事会(8日)」が予定されています。
つまり“ドル主導”ではなく、目先は“ユーロ主導”になりやすいと見るのが自然ということになります。
そして冒頭で記した“0.99ドル割れ(20年ぶりの安値水準)”にユーロドルがすでに到達した状況を踏まえれば、ここからの“さらなるユーロ売り”に関しては容易ではないと見るのが妥当…?
◆ “原油高→円売り”には気を付けながら…!?
もちろん「原油減産(OPECプラス)」が報じられていますので、“原油高→本邦貿易赤字拡大→円売り”となる可能性については注意が必要です。
それでもその影響に関して、筆者は“軽微”と考えますので…?
まだ流れが変わっただけではありませんので、“下値の堅さ”は相変わらずでしょう。
それでもここから先のドル円は、“上値の重さ”がより目立つ展開を想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:141.911(+2σ)
上値4:141.332(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:141.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:140.806(9/2高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:140.653(9/5高値)
前営業日終値:140.579
下値1:140.240(ピボット1stサポート)
下値2:140.107(9/5安値)
下値3:140.000(大台)
下値4:139.856(9/2安値、ピボット2ndサポート)
下値5:139.735(8/30~9/2の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト)
《10:20》
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