日経VI:小幅に低下、株価下落するも市場心理の揺れは限定的

配信元:フィスコ
投稿:2022/08/24 16:00
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は24日、前日比-0.09(低下率0.45%)の19.97と小幅に低下した。なお、高値は20.35、安値は19.80。ジャクソンホール会議や7月の米個人消費支出(PCE)コアデフレータ発表など重要イベントを控え、市場心理は一方向に傾きにくくなっている。こうした中、今日の日経225先物はやや買いが先行したものの、取引開始後の売買一巡後は売りに押され下げに転じた。ただ、下値を売り急ぐ動きは見られなかったこともあり、市場心理の揺れも限定的で、今日の日経VIは概ね昨日の水準近辺での推移となった。

日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

<FA>
配信元: フィスコ