■業績動向
3. 財務状況と経営指標及びキャッシュ・フローの状況
ネクスグループ<6634>の2022年11月期第2四半期末の資産合計は前期末比278百万円減少し、4,258百万円となった。内訳を見ると、流動資産が同1,112百万円減少した。これは、現金及び預金が390百万円、商品及び製品が441百万円、差入保証金が340百万円それぞれ減少したことなどによる。また、固定資産はのれんが954百万円増加したことなどにより、同833百万円増加した。
負債合計は前期末比2,377百万円減少し、1,214百万円となった。主な要因は、支払手形及び買掛金が297百万円、借入金が1,223百万円、資産除去債務が249百万円それぞれ減少したことなどによる。純資産合計は同2,098百万円増加し、3,044百万円となった。主な要因は、資本剰余金が2,021百万円、利益剰余金が323百万円それぞれ増加した一方、その他の包括利益累計額が144百万円減少したことなどによる。
経営指標を見ると、安全性を表す指標はすべて改善している。現金及び預金や受取手形、売掛金及び契約資産、商品及び製品などが減少することで流動資産は減少したものの、有利子負債、資産除去債務などが減少することで流動負債も減少した結果、流動比率は前期末比179.8ポイント改善し310.3%となった。また、固定資産には換金性の高い投資有価証券も多くあり、事業継続のための資金繰りについては問題ないと弊社では考えている。資本剰余金及び利益剰余金の増加や有利子負債の減少により、自己資本比率も52.8ポイント上昇し71.3%となった。加えて、有利子負債比率も大幅に改善し、長期での財務安全性が高まった。
キャッシュ・フローの状況については、2022年11月期第2四半期末における現金及び現金同等物の四半期末残高は350百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは4百万円の収入となった。これは主に、税金等調整前四半期純利益336百万円、関係会社株式売却損219百万円、未収入金の増加189百万円、前受金の減少67百万円などによる。投資活動によるキャッシュ・フローは782百万円の支出となった。これは主に、暗号資産の売却による収入23百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出764百万円などによる。財務活動によるキャッシュ・フローは334百万円の収入となった。これは主に、社債の発行による収入360百万円、長期借入金の返済による支出18百万円、短期借入金の純減額6百万円などによる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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3. 財務状況と経営指標及びキャッシュ・フローの状況
ネクスグループ<6634>の2022年11月期第2四半期末の資産合計は前期末比278百万円減少し、4,258百万円となった。内訳を見ると、流動資産が同1,112百万円減少した。これは、現金及び預金が390百万円、商品及び製品が441百万円、差入保証金が340百万円それぞれ減少したことなどによる。また、固定資産はのれんが954百万円増加したことなどにより、同833百万円増加した。
負債合計は前期末比2,377百万円減少し、1,214百万円となった。主な要因は、支払手形及び買掛金が297百万円、借入金が1,223百万円、資産除去債務が249百万円それぞれ減少したことなどによる。純資産合計は同2,098百万円増加し、3,044百万円となった。主な要因は、資本剰余金が2,021百万円、利益剰余金が323百万円それぞれ増加した一方、その他の包括利益累計額が144百万円減少したことなどによる。
経営指標を見ると、安全性を表す指標はすべて改善している。現金及び預金や受取手形、売掛金及び契約資産、商品及び製品などが減少することで流動資産は減少したものの、有利子負債、資産除去債務などが減少することで流動負債も減少した結果、流動比率は前期末比179.8ポイント改善し310.3%となった。また、固定資産には換金性の高い投資有価証券も多くあり、事業継続のための資金繰りについては問題ないと弊社では考えている。資本剰余金及び利益剰余金の増加や有利子負債の減少により、自己資本比率も52.8ポイント上昇し71.3%となった。加えて、有利子負債比率も大幅に改善し、長期での財務安全性が高まった。
キャッシュ・フローの状況については、2022年11月期第2四半期末における現金及び現金同等物の四半期末残高は350百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは4百万円の収入となった。これは主に、税金等調整前四半期純利益336百万円、関係会社株式売却損219百万円、未収入金の増加189百万円、前受金の減少67百万円などによる。投資活動によるキャッシュ・フローは782百万円の支出となった。これは主に、暗号資産の売却による収入23百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出764百万円などによる。財務活動によるキャッシュ・フローは334百万円の収入となった。これは主に、社債の発行による収入360百万円、長期借入金の返済による支出18百万円、短期借入金の純減額6百万円などによる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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