日経レバは反落、直近の戻り相場で空売りニーズ高まり日証金では逆日歩目立つ

　ＮＥＸＴ　ＦＵＮＤＳ　日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570.T>が５日ぶり反落、前場は一時約２％の下げで１万４６２５円近辺まで水準を切り下げた。日経レバは日経平均株価に連動させる仕組みで組成されたＥＴＦで、価格変動率が日経平均の２倍に基本設定されており、ボラティリティの高さから個人投資家が日経２２５先物を売り買いする感覚で参戦するケースが多い。

　ここ全体相場が戻り足を強めるなか、日経レバは目先反動安を見込んだ空売りなども観測されていたが、きょうはその思惑が当たり下値を試す展開となっている。直近では信用取組が売り残、買い残ともに減少傾向にあるものの、信用倍率は７月２９日申し込み現在で１．１２倍と拮抗している。更に日証金では前日時点で貸借倍率が０．０７倍と大幅に売り長で逆日歩がついている状態にあり、足もとでは日経平均の下落を見込んでいる個人投資家が多いことを物語っている。

出所：MINKABU PRESS