大阪9月限
日経225先物 26480 +360 (+1.37)
TOPIX先物 1865.0 +16.0 (+0.86%)
日経225先物(9月限)は、前日比360円高の2万6480円で取引を終了。寄り付きは2万6200円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6195円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。その後2万6070円と下げに転じる場面も見られたが、引き続き2万6000円近辺での底堅さが意識されるなか、リバウンド基調を強めた。前場半ばにはオプション権利行使価格の2万6250円を突破し、ランチタイムではその上の権利行使価格である2万6375円を超えた。後場半ば辺りから一段と強い動きとなり、2万6480円と本日の高値で取引を終えた。
朝方につけた2万6070円を安値に、終日堅調な値動きだった。オプション権利行使価格の2万6250円、2万6375円を超えてきたほか、後場半ば以降、2万6400円を上回ったことで、引けにかけて短期筋のショートカバーを誘う格好となった。グローベックスの米株先物でNYダウ、S&P500、ナスダック100先物がいずれもプラス圏で推移していたことも、カバーに向かわせたようだ。
また、本日は足元で弱い値動きを続けていた東京エレクトロン <8035> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株がリバウンドを見せており、NTショートの巻き戻しが入ったと考えられる。これによりNT倍率は先物中心限月で14.19倍に上昇して終えており、高いところでは一時14.23倍まで切り返す動きから上値抵抗線として意識される75日移動平均線を突破し、25日線水準を捉えてきた。いったんは達成感につながる可能性もあり、来週以降の東エレクや信越化などの動向次第といったところだろう。
なお、日経225先物は引け味の良さはあったものの、ボトム圏での保ち合いレンジ内での推移だった。東エレクや信越化など指数インパクトの大きい値がさ株の多くも、足元の調整に対する自律反発の域は脱していない。短期筋のリバランスの動きにとどまっているようだと、再び不安定な値動きに戻る可能性があると考えられる。
手口面では、日経225先物はABNアムロが2580枚の売り越しに対して、JPモルガンが1990枚、大和が1320枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1540枚、BNPパリバが530枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが1230枚程度の買い越しだった。JPモルガン経由でロングが入ったほか、ABNアムロ、ソジェン、BNPパリバ経由から裁定買い(先物売り・現物買い)と見られる動きが目立った。
株探ニュース
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