■タメニー<6181>の事業概要
3. カジュアルウェディング事業
カジュアルウェディング事業の主要サービスは、カジュアル挙式披露宴プロデュース「スマ婚」、結婚式二次会プロデュース「2次会くん」、フォトウェディングプロデュース「LUMINOUS」である。
カジュアル挙式披露宴「スマ婚」は、予算内で高クオリティな結婚式をしたいという要望に応じて、安く・美しく・自由なカジュアルウェディングをプロデュースする。全国約250の提携会場での挙式披露宴をプロデュースし、当日の運営は挙式披露宴会場のプロのスタッフが行う。提携会場の日程の空き枠の有効活用や、アイテムの大量発注・自社内製などで価格を抑制するため、一般的な挙式披露宴費用約292万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2021調べ)に対して、「スマ婚」の平均費用は約200万円となっている。
なお、コロナ禍への対応だけでなく、新郎新婦のニーズが、従来の「たくさんのゲストを招待して挙式+披露宴を行う」形式から、「本当に大切な人に感謝を伝えるための小規模な結婚式を行う」形式に移り変わってきていることに対応して、新たなプラン・サービスの企画開発・提供も推進している。2021年11月には「スマ婚少人数挙式ライトプラン」の受注を開始、2022年2月にはスマ婚少人数挙式と家族写真(和装後撮り)をセットにした「新マイクロウェディング」の受注を開始した。今後も多様化するニーズに対応して、様々なプラン・サービスを拡大していく方針だ。
結婚式二次会「2次会くん」は二次会幹事代行サービスである。プロのプランナーによるプロデュースで、飲食店など全国480以上の提携会場からニーズに合わせて会場を紹介し、当日はプロの幹事・運営スタッフを会場に派遣(飲食は会場に委託)する。平均費用は約40万円となっている。
フォトウェディング「LUMINOUS」は、邸宅ロケーションフォトスタジオなどにおいて、フォトを主軸としたウェディングを行っている。理想の花嫁姿を写真に残したいという要望に応えて、洗練されたスタジオセット、格式高いチャペルや邸宅のロケーションなど、本物のロケーションを生かして世界一美しい花嫁姿を撮影する。撮影費用は平均約28万円となっている。一般的な挙式披露宴費用の約10分の1の予算で「結婚式よりも、結婚式らしい」体験ができる。
フォトウェディング「LUMINOUS」は、withコロナ時代に適応したウェディングの形として成約・施行件数が大幅に増加しているため、今後の成長分野と位置付けて第3の収益源に育成するための施策を推進している。2020年11月には、子会社のタメニーアートワークスがブライダル事業のエスクリ<2196>と業務提携した。首都圏のみで提供していたフォトウェディング「LUMINOUS」の撮影会場にエスクリの高クオリティなチャペルや会場が加わり、全国展開が可能になった。2021年6月には、6拠点目(関西初出店)となる自社スタジオを大阪にオープンした。また「和装前撮り特別プラン」など高付加価値サービスを追加することで、平均単価の上昇傾向が見られるとしている。
カジュアルウェディング事業の主要KPIの状況は以下の通りである。フォトウェディング「LUMINOUS」は成約・施行件数とも大幅に伸長している。カジュアル挙式披露宴「スマ婚」及び結婚式二次会「2次会くん」は、コロナ禍の影響で2021年3月期~2022年3月期に大幅に落ち込んだが、2023年3月期は回復に向かう見込みとしている。
なお2021年12月に、婚礼衣装の企画・製造販売を展開(本場英国の上質なウェディングドレス等のドレスショップを全国62店舗展開)するフォーシス アンド カンパニーと資本業務提携した。結婚式の決定要因として重要な役割を担う婚礼衣装を強化することで、ウェディング市場における競争力を一段と強化する。
テック事業は婚活事業者間相互会員紹介やアプリ完結型結婚相談所・婚活アプリなどを展開
4. テック事業
テック事業の主要サービスは、婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」の運営、アプリ完結型の結婚相談所「パートナーエージェント App」(旧「スマ婚縁結び」シリーズのサービス名を2022年2月に変更)の企画開発・運営、企業向け婚活支援システムなどである。
「CONNECT-ship」は、日本で一番お見合いが組めるオープンなプラットフォームを目指して、2017年6月に開始した業界初、日本最大規模の婚活事業者間相互会員紹介プラットフォームである。事業者間で会員の相互紹介を行うことで、出会いの機会や成婚の最大化を目指す。2022年3月期末時点の利用事業者数は結婚相談所「パートナーエージェント」を含めて12社、利用会員数は31,152名(利用事業者の総会員数は95,000名以上)となった。2022年3月期のお見合い成立件数は2021年3月期比21,832件増加の311,256件となった。
さらに2022年4月には、TMSが運営する「TMSコネクト」が加わり、利用事業者数は13社となった。なお「CONNECT-ship」のマネタイズポイントについては、従来はお見合い成立料を得る方式だったが、2022年3月期から、お見合い成立料を引き下げる一方で、新たに月額利用料を課金する方式に変更している。
オンライン結婚相談所・婚活アプリの企画開発・運営では、恋活アプリ「スマ婚デート」運営で培ったノウハウをベースに、オンラインを活用した出会いの場に対するニーズが高まっていることも背景として、2021年1月に結婚相談所の充実したサービスと業界屈指のマッチングプールを活用し、アプリ完結型の新しいオンライン結婚相談所「スマ婚縁結び」の提供を開始した。なお2022年2月にサービス名を「パートナーエージェント App」に変更し、業界最安水準のライトプラン(月額1,000円、スタンダードプランは月額9,800円~)の提供も開始した。
企業向け婚活支援システムは、結婚相談所事業を始めたい企業に対して、AIマッチングなどの最先端テクノロジーを活用した自社独自開発システムの提供、及び事業サポートを行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SI>
3. カジュアルウェディング事業
カジュアルウェディング事業の主要サービスは、カジュアル挙式披露宴プロデュース「スマ婚」、結婚式二次会プロデュース「2次会くん」、フォトウェディングプロデュース「LUMINOUS」である。
カジュアル挙式披露宴「スマ婚」は、予算内で高クオリティな結婚式をしたいという要望に応じて、安く・美しく・自由なカジュアルウェディングをプロデュースする。全国約250の提携会場での挙式披露宴をプロデュースし、当日の運営は挙式披露宴会場のプロのスタッフが行う。提携会場の日程の空き枠の有効活用や、アイテムの大量発注・自社内製などで価格を抑制するため、一般的な挙式披露宴費用約292万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2021調べ)に対して、「スマ婚」の平均費用は約200万円となっている。
なお、コロナ禍への対応だけでなく、新郎新婦のニーズが、従来の「たくさんのゲストを招待して挙式+披露宴を行う」形式から、「本当に大切な人に感謝を伝えるための小規模な結婚式を行う」形式に移り変わってきていることに対応して、新たなプラン・サービスの企画開発・提供も推進している。2021年11月には「スマ婚少人数挙式ライトプラン」の受注を開始、2022年2月にはスマ婚少人数挙式と家族写真(和装後撮り)をセットにした「新マイクロウェディング」の受注を開始した。今後も多様化するニーズに対応して、様々なプラン・サービスを拡大していく方針だ。
結婚式二次会「2次会くん」は二次会幹事代行サービスである。プロのプランナーによるプロデュースで、飲食店など全国480以上の提携会場からニーズに合わせて会場を紹介し、当日はプロの幹事・運営スタッフを会場に派遣(飲食は会場に委託)する。平均費用は約40万円となっている。
フォトウェディング「LUMINOUS」は、邸宅ロケーションフォトスタジオなどにおいて、フォトを主軸としたウェディングを行っている。理想の花嫁姿を写真に残したいという要望に応えて、洗練されたスタジオセット、格式高いチャペルや邸宅のロケーションなど、本物のロケーションを生かして世界一美しい花嫁姿を撮影する。撮影費用は平均約28万円となっている。一般的な挙式披露宴費用の約10分の1の予算で「結婚式よりも、結婚式らしい」体験ができる。
フォトウェディング「LUMINOUS」は、withコロナ時代に適応したウェディングの形として成約・施行件数が大幅に増加しているため、今後の成長分野と位置付けて第3の収益源に育成するための施策を推進している。2020年11月には、子会社のタメニーアートワークスがブライダル事業のエスクリ<2196>と業務提携した。首都圏のみで提供していたフォトウェディング「LUMINOUS」の撮影会場にエスクリの高クオリティなチャペルや会場が加わり、全国展開が可能になった。2021年6月には、6拠点目(関西初出店)となる自社スタジオを大阪にオープンした。また「和装前撮り特別プラン」など高付加価値サービスを追加することで、平均単価の上昇傾向が見られるとしている。
カジュアルウェディング事業の主要KPIの状況は以下の通りである。フォトウェディング「LUMINOUS」は成約・施行件数とも大幅に伸長している。カジュアル挙式披露宴「スマ婚」及び結婚式二次会「2次会くん」は、コロナ禍の影響で2021年3月期~2022年3月期に大幅に落ち込んだが、2023年3月期は回復に向かう見込みとしている。
なお2021年12月に、婚礼衣装の企画・製造販売を展開(本場英国の上質なウェディングドレス等のドレスショップを全国62店舗展開)するフォーシス アンド カンパニーと資本業務提携した。結婚式の決定要因として重要な役割を担う婚礼衣装を強化することで、ウェディング市場における競争力を一段と強化する。
テック事業は婚活事業者間相互会員紹介やアプリ完結型結婚相談所・婚活アプリなどを展開
4. テック事業
テック事業の主要サービスは、婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」の運営、アプリ完結型の結婚相談所「パートナーエージェント App」(旧「スマ婚縁結び」シリーズのサービス名を2022年2月に変更)の企画開発・運営、企業向け婚活支援システムなどである。
「CONNECT-ship」は、日本で一番お見合いが組めるオープンなプラットフォームを目指して、2017年6月に開始した業界初、日本最大規模の婚活事業者間相互会員紹介プラットフォームである。事業者間で会員の相互紹介を行うことで、出会いの機会や成婚の最大化を目指す。2022年3月期末時点の利用事業者数は結婚相談所「パートナーエージェント」を含めて12社、利用会員数は31,152名(利用事業者の総会員数は95,000名以上)となった。2022年3月期のお見合い成立件数は2021年3月期比21,832件増加の311,256件となった。
さらに2022年4月には、TMSが運営する「TMSコネクト」が加わり、利用事業者数は13社となった。なお「CONNECT-ship」のマネタイズポイントについては、従来はお見合い成立料を得る方式だったが、2022年3月期から、お見合い成立料を引き下げる一方で、新たに月額利用料を課金する方式に変更している。
オンライン結婚相談所・婚活アプリの企画開発・運営では、恋活アプリ「スマ婚デート」運営で培ったノウハウをベースに、オンラインを活用した出会いの場に対するニーズが高まっていることも背景として、2021年1月に結婚相談所の充実したサービスと業界屈指のマッチングプールを活用し、アプリ完結型の新しいオンライン結婚相談所「スマ婚縁結び」の提供を開始した。なお2022年2月にサービス名を「パートナーエージェント App」に変更し、業界最安水準のライトプラン(月額1,000円、スタンダードプランは月額9,800円~)の提供も開始した。
企業向け婚活支援システムは、結婚相談所事業を始めたい企業に対して、AIマッチングなどの最先端テクノロジーを活用した自社独自開発システムの提供、及び事業サポートを行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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