決算集中日、決算を手掛かりとした日替わり的な物色

配信元:フィスコ
投稿:2022/05/13 08:21
 13日の日本株市場は、決算集中日となることもあり、全体としてはこう着感の強い相場展開になりそうだ。12日の米国市場はNYダウが103ドル安だった。米国経済が景気後退入りするとの警戒感から売り先行で始まると、高インフレや連邦準備制度理事会
(FRB)の引き締めへの警戒感も強く終日軟調に推移。不透明感が強く荒い展開が続くなか、米長期金利の低下もあって値ごろ感からハイテク株が買われ、ナスダックは小幅高で引けた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の25800円。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まりそうだ。ソフトバンクG<9984>の決算反応については、前日の時点で8%を超える下落となるなど先回り的な動きもあったと見られ、売りが先行するものの下げは限定的だろう。また、同様に指数インパクトの大きい東エレク<8035>についてはコンセンサスを上回る内容だったことから、日経平均の下支えとして機能する可能性に期待したいところだ。

 日経225先物はナイトセッションで一時25540円まで売られる場面もあり、不透明感の強い相場展開になるものの、本日は1200社を超える企業の決算発表が予定されていることもあり、週末要因もあって積極的に仕掛けてくる動きは限られそうである。グローベックスの米株先物の動向を睨みながらの展開にはなるものの、基本的には短期的な商いが中心になることから、大きく下押す局面においては、リバウンドを想定した買いも意識しておきたいところだろう。

 もっとも物色対象の広がりは期待しづらく、決算を手掛かりとした日替わり的な物色となる。また、決算を控えている企業については、いったんリバランスの動きも入りそうだ。なお、昨日の決算では東エレクのほか、SUMCO<3436>、SANKYO<6417>、日揮HD<1963>、古河電工<5801>シスメックス<6869>シチズン<7762>フジクラ<5803>、NISSHA<7915>オークマ<6103>トプコン<7732>辺りが注目されよう。
<AK>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
1,321.0
(10/10)
+16.5
(+1.26%)
1,572.0
(10/10)
-16.0
(-1.00%)
3,623.0
(10/10)
+15.0
(+0.41%)
5,170.0
(10/10)
-76.0
(-1.44%)
3,203.0
(10/10)
+40.0
(+1.26%)
2,150.0
(10/10)
-3.5
(-0.16%)
2,877.5
(10/10)
-21.5
(-0.74%)
1,635.0
(10/10)
-0.5
(-0.03%)
956.0
(10/10)
+2.0
(+0.20%)
1,883.0
(10/10)
-21.0
(-1.10%)
25,515.0
(10/10)
-255.0
(-0.98%)
9,041.0
(10/10)
+345.0
(+3.96%)