株価指数先物【昼のコメント】 一時プラスに転じるが、2万8000円水準では強弱感が対立

配信元:株探
投稿:2022/03/31 12:15

 日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の2万7970円(-0.10%)前後で推移。寄り付きは2万7750円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7760円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。ナイトセッションで付けた安値2万7670円まで下げた後は、2万7700円~2万7800円辺りでこう着。ただし、前場半ば辺りから急速に買い直されて上昇に転じると、一時2万8090円まで買われる場面もあった。

 バイデン米政権が米国の石油備蓄の大量放出を検討していると報じられるなか、原油先物相場が下落する一方で、米株先物が上昇に転じたことを受けて、日経225先物はリバウンドを強める格好となった。もっとも、節目の2万8000円水準では強弱感が対立しやすく、買い一巡後は同水準でのこう着を見せている。後場は年金基金による株式比率調整に伴う需給への思惑から押し目狙いのロングスタンスとなろうが、明日は日経平均採用となるオリックス <8591>のリバランスが行われる。除外される新生銀行 <8303>との規模が大きく違うため、オリックスを組み入れるため他の構成銘柄へも売りが広がると見られ、上値の重荷になりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下した後は、14.27倍まで上昇する場面も見られた。75日移動平均線を支持線に変えてきており、NTロングのトレードに向わせそうである。






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