日本株を買っているのはいったい誰・・・?
22日の日経平均は前日比800円超の上昇となりました。足元の日本株はなぜここまで急騰しているのでしょうか?
日本株を買っているのはいったい誰なのか、私は毎週木曜日に発表される、ある指標に注目しています。
その指標とは、「投資主体者別売買動向」です。
投資主体者別売買動向は東証が発表する指標で、毎週木曜日にその前週に、
海外投資家、個人投資家、金融法人など、どの投資家が株式を売買したのかが金額で発表されます。
ちなみに確認するのは下記サイトが便利です。(URLをコピーペーストしてご検索ください。)
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends
特に一番重要視しているのが、「海外投資家の動向」です。
今の日本株は良くも悪くも海外(外国人)投資家の動向で決まります。日本株市場における海外投資家の割合は約6割と言われており、【海外投資家が日本株を買ってくれば上がり、日本株を売ってくれば下がる】と、まさにそのような感じです。
ロシアがウクライナに侵攻した2月4週以降、海外投資家は日本株を大きく売り越しており、これが日本株下落の主な要因となっています。ここのところ、日本株も一時よりは持ち直していますが、この日本株の上昇が海外投資家の日本株買いを伴っていなければ一時的に終わる可能性が高いと考えています。
ちょうど明日の夕方に最新の投資主体者別売買動向が発表されます。
・海外投資家が日本株を買い越ししてくるのか
・買い越していればどのくらいの金額なのか
この2点に着目してみて下さい。
システムトレーダーは自分の売買ルールに従って淡々とトレードを繰り返していくだけですが、「投資主体者別売買動向」を見ることができれば、
・今、順張りのシグナルが出始めたのは外国人投資家が買っているからなのか
・ここで信託銀行の買いがストップしたら押し目や逆張りのシグナルが出そうだな
と、今後どのようなシグナルが発生するかを事前に考え、こころの準備をすることが出来ます。ぜひ注目してくださいね。
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