エルミック、今期経常を2.3倍上方修正

　図研エルミック <4770> [東証２] が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常損益(非連結)は6700万円の黒字(前年同期は9300万円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の3000万円の黒字→6900万円の黒字(前期は5000万円の赤字)に2.3倍上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の2100万円→6000万円(前年同期は4200万円)に2.9倍増額し、一転して42.9％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常損益は5800万円の黒字(前年同期は100万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-1.8％→24.6％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社の強みであるストリーミング技術を軸とした「ストリーミング エンジニアリング・サービス」事業に全社一丸となって注力した結果、付加価値が高く効率的なエンジニアリング・サービスの提供、情報通信・エレクトロニクス業界におけるDX需要の拡大に伴う当社ストリーミング製品の需要増などが利益増加に貢献したことに加えて、リモートワーク推進等による経費削減効果もあり、営業利益、経常利益および当期純利益が前回公表時の予想を上回る見通しとなりましたので、通期業績予想を修正いたします。