NY株式市場(11日)長期金利の動向に神経質な地合いは続くか⁈ー連銀幹部の発言内容を注視
11日のニューヨーク株式市場でダウ平均はもみ合いながら様子見スタートとなりそうだ。
ニューヨーク株式市場では、日本時間12日午前0時から上院銀行委員会で行われるパウエルFRB議長の再任に伴う指名承認をめぐる公聴会に相場の関心が集中しよう。特に物価上昇に対する対応策中心に証言内容を吟味する必要があろう。
同時にタカ派として知られるクリーブランド連銀のメスター総裁やカンザスシティー連銀のジョージ総裁らがこの日は討論会などに参加予定であることから、金融政策に関する発言内容には相場が敏感に反応してもおかしくないと想定しておきたいタイミングだ。
ただ、連日で一時1.8%台まで上昇していた米国10年債利回りが時間外取引で比較的落ち着きを見せているほか、ダウ平均は、前日までの4日続落で700ドル以上下落したことから急ピッチな下げで下値を拾う動きも出やすいものと見ている。
ダウ平均は、寄り付きで買い見送りムードが意識されながらも、前日同様に20日移動平均線(3万6038ドル)や50日移動平均線(3万5821ドル)を割り込む局面では買い戻しが入りやすい相場環境が継続しそうな1日となる。
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