前回の窓下限を維持できるかに注目
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先週末の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 532.20 ドル安の 35365.44、ナスダック総合指数は 10.75 ポイント安の 15169.68 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28265 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。
日経平均の日足チャートでは先週末、下方の窓を完全に埋める動き。強い調整一巡感が漂っており、押し目買いポイントであることを示している。ただ、本日の日経平均は下落スタートが予想され、その下値メドをいったんブレイクする形。相場が崩れる可能性を示している。
ただ、現時点での下落幅は限定的であり、売り一巡後に注目する必要があるだろう。終値ベースで窓を空けた場合や、前回の窓下限(28525.83 円)を下回った場合には売り転換となるが、現在は売り一巡後に切り返す展開を想定―-これを本線と考えたい。
マザーズ指数のチャートは完全に崩れているものの、日経平均はまだ強気形状を保っている。復活の可能性があるチャートであり、弱気になるのはそれを確認してからにしたい。
今週の注目材料は特にない。多くの投資家がクリスマス休暇、年末年始の休暇に入ることから、市場参加者は減っていくだろう。そのようななかでの新規株式公開(IPO)ラッシュ。投資家は換金売りに追われ、需給状態が極めて悪くなる。逆の言い方をすれば、割安に放置される株が増えることになり、年始に改めて評価される公算が大きくなる。需給悪で下落した銘柄には、良い投資タイミングが訪れることを改めて認識しておきたい。
【本日のレポート銘柄】
サンバイオ<4592>
リミックスポイント<3825>
リボミック<4591>
ステムリム<4599>
ANAP<3189>
Birdman<7063>
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