■NY株式:NYダウ35ドル高、ワクチンへの期待
米国株式市場は続伸。ダウ平均は35.32ドル高の35754.75ドル、ナスダックは100.07ポイント高の15786.99で取引を終了した。製薬会社のファイザ—とバイオのバイオンテックが試験の暫定結果として、同社製ワクチンの3回目の投与でオミクロン変異株に効力がある可能性を指摘したため投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。ハイテクの買いも引き続き強く相場を支え、終日堅調に推移した。セクター別では自動車・自動車部品、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、食・生活必需品小売りは下落。
航空会社のアメリカン(AAL)、ユナイテッド(UAL)、クルーズ船を運営するノルウェージャン(NCLH)、カーニバル(CCL)は経済活動の再開が継続し、需要が増加するとの期待に上昇した。動画配信のロク(ROKU)はユーチューブ配信継続を巡りグーグルと契約が成立したことが好感され、大幅上昇。また、建設会社のトール・ブラザーズ(TOL)は好決算や強い見通しを好感し上昇した。電子署名のドキュサイン(DOCU)はスプリンガー最高経営責任者(CEO)による自社株買いに上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は控訴裁判所が同社に対するアプリ課金規約の見直し命令について、発効停止を認めた判決が好感され、買われた。一方、テクノロジー会社のハネウェル(HON)やNXPセミ(NXPI)はアナリストの投資判断引き下げで下落。
家具を販売するRH(RH)は取引終了後に第3四半期決算を発表。内容が予想を上回ったほか、21年会計年度の見通し引き上げが好感され、上昇した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は一時113円95銭、オミクロン変異株にもワクチン有効との見方
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円95銭まで上昇後、113円60銭まで弱含み、113円72銭で引けた。製薬会社のファイザーとバイオ、ビオンテックが同社製ワクチンを巡る検査の暫定結果で、3回目投与でオミクロン変異株を中和すると発表したため、景気回復への懸念が後退。金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、株安に連れリスク回避の円買いが優勢となり、ドルは伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは1.1286ドルから1.1355ドルまで上昇し、1.1344ドルで引けた。ユーロ・円は128円40銭から129円11銭まで上昇。オミクロン株への懸念が後退し世界経済の回復期待にリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3185ドルから1.3244ドルまで上昇。英国のジョンソン首相が新型コロナ対処の規制強化を発表も「ロックダウンではない」と強調し、ポンドの買戻しが優勢となった。ドル・スイスは0.9240フランから0.9195フランまで下落した。
■NY原油:小幅高で72.36ドル、需給ひっ迫の思惑残る
NY原油先物1月限は、小幅高(NYMEX原油1月限終値:72.36 ↑0.31)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.31ドルの72.36ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは70.91ドル-73.00ドル。ロンドン市場で70.91ドルまで下げたが、需給ひっ迫の思惑は消えていないため、ニューヨーク市場で73.00ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では72ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 44.16ドル -0.55ドル(-1.23%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.25ドル -1.25ドル(-1.22%)
ゴールドマン・サックス(GS)397.32ドル -2.79ドル(-0.70%)
インテル(INTC) 51.75ドル -0.82ドル(-1.56%)
アップル(AAPL) 175.08ドル +3.90ドル(+2.28%)
アルファベット(GOOG) 2974.41ドル +13.68ドル(+0.46%)
フェイスブック(FB) 330.56ドル +7.75ドル(+2.40%)
キャタピラー(CAT) 204.19ドル -0.30ドル(-0.15%)
アルコア(AA) 48.56ドル +1.62ドル(+3.45%)
ウォルマート(WMT) 137.15ドル -1.40ドル(-1.01%) <ST>
米国株式市場は続伸。ダウ平均は35.32ドル高の35754.75ドル、ナスダックは100.07ポイント高の15786.99で取引を終了した。製薬会社のファイザ—とバイオのバイオンテックが試験の暫定結果として、同社製ワクチンの3回目の投与でオミクロン変異株に効力がある可能性を指摘したため投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。ハイテクの買いも引き続き強く相場を支え、終日堅調に推移した。セクター別では自動車・自動車部品、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、食・生活必需品小売りは下落。
航空会社のアメリカン(AAL)、ユナイテッド(UAL)、クルーズ船を運営するノルウェージャン(NCLH)、カーニバル(CCL)は経済活動の再開が継続し、需要が増加するとの期待に上昇した。動画配信のロク(ROKU)はユーチューブ配信継続を巡りグーグルと契約が成立したことが好感され、大幅上昇。また、建設会社のトール・ブラザーズ(TOL)は好決算や強い見通しを好感し上昇した。電子署名のドキュサイン(DOCU)はスプリンガー最高経営責任者(CEO)による自社株買いに上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は控訴裁判所が同社に対するアプリ課金規約の見直し命令について、発効停止を認めた判決が好感され、買われた。一方、テクノロジー会社のハネウェル(HON)やNXPセミ(NXPI)はアナリストの投資判断引き下げで下落。
家具を販売するRH(RH)は取引終了後に第3四半期決算を発表。内容が予想を上回ったほか、21年会計年度の見通し引き上げが好感され、上昇した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は一時113円95銭、オミクロン変異株にもワクチン有効との見方
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円95銭まで上昇後、113円60銭まで弱含み、113円72銭で引けた。製薬会社のファイザーとバイオ、ビオンテックが同社製ワクチンを巡る検査の暫定結果で、3回目投与でオミクロン変異株を中和すると発表したため、景気回復への懸念が後退。金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、株安に連れリスク回避の円買いが優勢となり、ドルは伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは1.1286ドルから1.1355ドルまで上昇し、1.1344ドルで引けた。ユーロ・円は128円40銭から129円11銭まで上昇。オミクロン株への懸念が後退し世界経済の回復期待にリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3185ドルから1.3244ドルまで上昇。英国のジョンソン首相が新型コロナ対処の規制強化を発表も「ロックダウンではない」と強調し、ポンドの買戻しが優勢となった。ドル・スイスは0.9240フランから0.9195フランまで下落した。
■NY原油:小幅高で72.36ドル、需給ひっ迫の思惑残る
NY原油先物1月限は、小幅高(NYMEX原油1月限終値:72.36 ↑0.31)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.31ドルの72.36ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは70.91ドル-73.00ドル。ロンドン市場で70.91ドルまで下げたが、需給ひっ迫の思惑は消えていないため、ニューヨーク市場で73.00ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では72ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 44.16ドル -0.55ドル(-1.23%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.25ドル -1.25ドル(-1.22%)
ゴールドマン・サックス(GS)397.32ドル -2.79ドル(-0.70%)
インテル(INTC) 51.75ドル -0.82ドル(-1.56%)
アップル(AAPL) 175.08ドル +3.90ドル(+2.28%)
アルファベット(GOOG) 2974.41ドル +13.68ドル(+0.46%)
フェイスブック(FB) 330.56ドル +7.75ドル(+2.40%)
キャタピラー(CAT) 204.19ドル -0.30ドル(-0.15%)
アルコア(AA) 48.56ドル +1.62ドル(+3.45%)
ウォルマート(WMT) 137.15ドル -1.40ドル(-1.01%) <ST>
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