『本日、1日がいよいよ関が原です』
30日の日本株市場、いよいよ反発か!と期待したものの、29日に続き引けにかけて下げ幅を加速してきました。
株価が下落した材料としては
・モデルナの責任者が「現状のワクチンだとオミクロン型に対して効果がないかも・・・」との報道
・国内においてオミクロン型の感染者を初確認
と、引き続き、オミクロン型に対しての不安増大から売られた可能性と、
・MSCIの定期リバランスによる日本株売り
の3つの材料がありました。
もちろん引き続きオミクロン型の感染拡大懸念はあるのですが、それよりもMSCIの定期リバランスによる日本株売りの影響が強かったのではないかと私は考えます。MSCIというのは、世界の機関投資家にとっての言わば「日経平均」みたいな指数です。
その指数のリバランスと言うことで日本株が約2000億円売られたと報じられています。今回のオミクロン型の急落によって、買い向かう投資家が少ないなか、MSCIのリバランスと言うテクニカルな要因によって日本株が一気に下落したのではないかと思われます。
30日の下落がこのMSCIのリバランスによるものであれば、1日から株価がリバウンドする可能性が高いと考えているのですが、逆に29日、30日同様に引けにかけてまた急落してくると今回の下落局面がもう少し続く可能性が出てきます。
そういった意味では本日1日がいよいよ関が原なのではないかと考えているのです。
私が日々監視している暴落銘柄数も30日時点で26銘柄となりました。今年8月の調整局面では48銘柄で反発してきており、今回の調整が浅めで終わるのであれば、そろそろ底打ちのタイミングではないかと考えています。いずれにせよ、ボラティリティの高い局面が続いています。このような局面では生き残ることを最優先にリスク管理を徹底してトレードすることが必要です。
過度に大きなリスクを取らぬよう冷静にトレードすることを心掛けましょう。
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