NY株式市場(29日)ダウ平均は節目の3万5000ドル台を回復へーオミクロン株への警戒感が根強い相場環境か⁈
29日のニューヨーク株式市場でダウ平均は反発して取引が始まりそうだ。
ダウ平均は、先週末に900ドル以上下落した反動から主力株中心に買い戻される銘柄が目立ちそうだ。寄り付きでは、節目の3万5000ドル台を回復して取引が始まりそう。取引時間中では、先週末の急落分(905ドル安)から3分の1戻し水準の3万5200ドル付近が戻りのメドとして意識されそう。先週末に長期金利が急低下した流れを受けてハイテク株にも戻りを試す銘柄が増えそうで、ナスダック総合株価指数は、先週末の急落分(353ポイント安)の半値戻し水準(1万5667ポイント)が視野に入りそうだ。時間外取引では、原油先物相場が6%以上上昇していることもエネルギー関連株には追い風となろう。
ただ、南アフリカで確認された新たな変異ウイルス「オミクロン株」をめぐっては、バイデン大統領がどのような対策を講じるのかに注目が集まっているほか、オミクロン株に関する詳細な情報データが整っていないことから世界的な感染拡大に対する警戒感は根強い相場環境が継続しそうな1日となる。
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