下方にファンダメンタルズの壁 下げ渋りも
先週末の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 905.04 ドル安の 34899.34、ナスダック総合指数は 353.57 ポイント安の 15491.66 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28345 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は大幅安からのスタートを想定。さらに下値を試すものと思われる。
日経平均の日足チャートでは先週末、窓を空けて大きく下落。南アフリカで変異株・オミクロンが拡大したことで、市場にはリスク回避の売りが広がった。現在は欧州で拡大が続いており、多くの投資家は警戒感を高める展開。本日も寄り付きから売りが優勢となりそうだ。
日経平均の日足チャートでは、連日の大幅安が予想される。窓を空けて下落することになり、弱気相場が一段と鮮明となるだろう。ただ、28000 円付近にはファンダメンタルズの壁②が位置しており、ここで下げ止まる可能性は十分にある。寄り付き直後に「下方に壁・上方に窓」という位置関係になれば、「窓・壁理論」からすぐに下げ渋ることも予想される。
実際、オミクロン株はどうなのだろう。確かに市場では警戒感が広がっているものの、この流れは容易に想像がつくものである。日本に対しては「第6波」として認識されることになるが、ワクチンの効果はどれだけのものなのか――。南アの専門家によれば「症状は軽い」というものもあり、現時点では警戒しすぎの面もある。米VIX指数(恐怖指数)は 30 ポイントには届かず。「異常事態の一歩手前」の水準であり、一連の懸念は杞憂に終わるかもしれない。投資家は「売りポジション」を持ったまま、「下落相場の持続性」を見極める局面となる。外国為替市場ではリスク回避の円買いが進行。1ドル=113 円 80 銭付近での推移となっている。NY 原油は1バレル=68 ドル台に下落しており、一連の円安、原油高が一服した可能性がある。日本にとっては輸入コスト増大によるインフレ圧力が後退。経済面でプラスに働く可能性がある。そういったことを含めて、市場がどのような判断をするのか――。売り一巡後の動きに注目したい。
【本日のレポート銘柄】
シンバイオ製薬<4582>
FRONTEO<2158>
シライ電子<6658>
セレスポ<9625>
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