ニッケ、今期経常を11%上方修正、配当も1円増額

配信元:株探
投稿:2021/11/19 15:00
 日本毛織 <3201> が11月19日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年11月期の連結経常利益を従来予想の84億円→93億円(前期は126億円)に10.7%上方修正し、減益率が33.6%減→26.5%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の39.9億円→48.9億円(前年同期は78.6億円)に22.5%増額し、減益率が49.1%減→37.7%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の27円→28円(前期は27円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上高につきましては、前回発表予想どおりの進捗であり、見通しの修正はありません。営業利益につきましては、新型コロナウイルス禍のなかで地域密着型のショッピングセンターが堅調に推移しスポーツ関連も好調であった人とみらい開発事業、Eコマース市場の拡大と新型コロナウイルス禍における巣ごもり需要を取り込んだ生活流通事業の上振れに加え、全体的な経費減もあり前回予想を上回る見通しです。 また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、特別利益および特別損失において、新型コロナウイルス感染症にかかる損益や関係会社株式売却損、開発事業における先行投資などが発生するものの、上記に記載のとおり、負ののれん発生益および段階取得に係る差損を計上することにより、前回予想を大幅に上回り過去最高を更新する見通しです。

  当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題のひとつと考え、経営にあたっております。2021年度は、「ニッケグループRN130第2次中期経営計画(2021~2023年度)」の初年度であり、海外ビジネスの拡大や資本効率の改善等、中長期戦略の推進に取り組むとともに、新型コロナウイルス感染拡大の影響を注視し事業運営に取り組んでまいりました。業績予想については、上記に記載のとおり各利益ともに当初予想を上回り、親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高値を更新する見通しです。 つきましては、業績予想の上方修正に伴い、2021年11月期の期末配当予想について公表しておりました1株当たり15 円に対し1円増配の16円とし、年間配当予想を28円に修正いたします。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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