上方の壁が消滅した可能性も
先週末の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 179.08 ドル高の 36100.31、ナスダック総合指数は 156.68 ポイント高の 15860.96 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29760 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。
日経平均の日足チャートでは先週末、窓を空けて上昇。再び強気相場が明確となっており、先高観が強まる展開となっている。場合によっては上方の壁が消滅した可能性があり、このままあっさり高値を更新する展開も。上方の窓を埋める可能性もありそうだ。
決算のピークを通過したことで、投資家の多くは好業績に安堵している様子。総じて警戒感が後退しており、リスクオンに傾きやすい状況となっている。為替も1ドル=114 円付近での推移。円高に対する警戒感は後退しており、これでも株価を押し上げる要因となりそうだ。週末には岸田内閣が経済対策を発表するとみられる。おおむね織り込み済みの材料ではあるが、改めて経済への刺激を好感する動きもあるだろう。投資家はこの適温相場(ゴルディロックス、過熱しすぎではなく、閑散でもない適度な相場)を謳歌し、株を買い進める局面だ。
【本日のレポート銘柄】
シンバイオ製薬<4582>
ソフトバンクG<9984>
理経<8226>
マーチャント・バンカーズ<3121>
夢展望<3185>
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