ジオマテック、今期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/11/08 16:00
 ジオマテック <6907> [JQ] が11月8日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益はトントン(前年同期は2億1500万円の赤字)に回復した。
 しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の5000万円の黒字→2億1000万円の赤字(前期は1700万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は2億1000万円の赤字(前年同期は1億9800万円の黒字)に転落する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は700万円の黒字(前年同期は1億6600万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-10.7%→-0.7%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2022 年3月期第2四半期累計期間の連結業績につきましては、売上高は、中国子会社において半導体の供給不足の影響から中華系スマートフォン向け薄膜製品や、成膜関連の商品が減少するなど厳しい状況で推移しましたが、国内においてモビリティや半導体・電子部品向け薄膜製品の受注が堅調に推移した結果、前回予想を上回りました。営業利益、経常利益、親会社に帰属する四半期純利益は、中国子会社の売上高減少に伴う収益悪化が想定以上に大きかったことにより前回予想を下回りました。2022 年3月期通期連結業績予想につきましては、中国子会社において引き続き半導体の供給不足による顧客の生産調整が継続し回復が見込めないことや、国内においても下期受注を見込んでいた案件について顧客の計画が後ろ倒しとなるなど、売上高が前回予想に達しない状況であることから、予想数値を修正しております。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記のとおり売上高が減少することによる生産性・生産効率の悪化により収益の低下が見込まれることから予想数値をそれぞれ修正しております。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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