日経平均反落も押し目買いのチャンスか【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2021/11/03 09:10

今が株の仕込み時・・・?

1日に株価が大きく上昇した反動で2日の日経平均株価は小幅反落しました。3日が祝日であるということと、米国FOMCを控えているということもあり日経平均株価は小幅反落となりましたが、

少なくとも次のSQの11月12までは下がったタイミングは押し目買いのチャンスだと考えています。

米国ダウ指数やナスダック指数が高値を更新し、米国株の上昇が続くなか、国内においては選挙が終了。決算発表で企業業績の好調さが確認される今の時期においてはそれほど深押しはないと考えているのです。

それくらい今の投資環境は良好だと認識しています。特にここから年末にかけては米国株が上がりやすいアノマリーがあり、日本株においても11月下旬から上がりやすい傾向があるということもあり、ここから年末にかけてもう一度、日経平均株価の年初来高値更新があってもおかしくはありません。

このように今の日本株に関しては年内は堅調に推移すると考えているのですが、その考えを100%鵜呑みにしてはいけません。予想に反し急落することもあるでしょう。ですので大事なのは、

・株価が上がっていった場合にどう対応するのか?
・株価が急落した場合にどう対応するのか?

を事前に考えておくことなのです。この「事前に考えておく」が超重要で、実際に相場が動き出しても事前に考えておかなければ動くことができません。

株価が上がっていっても「あぁ、株価が上がっていくなぁ・・・」と指を加えるだけで、

株価が急落しても「あぁ、急落して大損してしまった・・・」と持ち株を塩漬けにしてしまいがちです。

そうならないためにもしっかりと「事前に考えておく」が重要なのです。システムトレーダーの場合はある意味、上げ相場、下げ相場にあわせた売買ルールに基づいてトレードするため事前準備は出来ている状態なのですが、特にここ1,2年に株を始められた方で感覚でトレードしている方は要注意です。

しっかりと「事前に考えておく」習慣を身につけておきましょうね。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想