郵船は断トツの商いこなすも株価の下げ続く、コンテナ船市況の急落で警戒感◇
日本郵船<9101.T>は東証1部上場企業のなかで断トツの売買代金をこなしているが、株価は一時9%近い下げとなるなどリスク回避の売りが続いている。商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>も同様に下値模索の展開。足もとで米国・中国間のコンテナ船の運賃市況が急落しており、これを警戒する動き。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数のほうは、直近5200まで上昇し2008年8月の水準まで浮上しており、こちらは海運セクターにとってはポジティブ材料とみなされるところ。しかし、「目先コンテナ船市況の波乱含みの動向がこれ(バルチック海運指数の上昇)を掻き消している」(ネット証券マーケットアナリスト)状態にある。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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