上方の壁を突破 軸は上向きに
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昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 131.29 ドル高の 35443.82、ナスダック総合指数は 21.79 ポイント高の 15331.17 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28630 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。
昨日の日経平均は順調なリバウンド相場。十字足が出現したものの、着実に利食い売りをこなしているようだ。基本的には上方に2つの窓が存在しており、これらを埋めに行く相場。上方のファンダメンタルズの壁(割高の壁)を突破したことで、軸が上向きに傾いた可能性がある。
目先の懸念材料となりそうなのが、今晩の米雇用統計である。一応、警戒感はあるものの、ここは無難に通過しそうだ。あとは既存店売上高が減少したファストリ(9983)だが、全体相場へのインパクトは限定的となりそう。多くの銘柄が上昇基調を強めることで、悪材料が相殺されると思われる。
投資家はこの着実に上昇する相場についていかなければならない。コロナの落ち着き、政策期待が高まりなどが、相場を押し上げていると思われる。「強気相場は懐疑の中で育つ」という言葉もあり、あまり疑うことなく、素直について行くようにしたい。
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