三菱UFJなどメガバンクが軟調、米10年債利回りが半年ぶりに1.2%台割れ
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>をはじめメガバンク各社は売りに押される形となっている。米国では7月のISM製造業景況感指数が事前の市場コンセンサスを下回ったほか、新型コロナウイルスの感染拡大がワクチン接種者の間でも広がっていることを受け、景気先行きに対する警戒感が台頭、米10年債利回りは終値ベースで1.17%台まで低下した。10年債利回りが1.2%台を下回るのは2月初旬以来約半年ぶりのことで、ひところのインフレ懸念が後退する一方、新型コロナによる経済活動への影響が再び意識され始めた。メガバンクは米国事業における運用利ザヤの縮小が嫌気されるほか、日本でも感染者数に歯止めがかからず内需景気に懸念が生じていることがネガティブ材料となっている。
出所:MINKABU PRESS
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