神鋼商、今期経常を40%上方修正、配当も70円増額

配信元:株探
投稿:2021/07/30 13:00
 神鋼商事 <8075> が7月30日後場(13:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の23.2億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の52億円→73億円(前期は40.6億円)に40.4%上方修正し、増益率が27.9%増→79.5%増に拡大する見通しとなった。
 同時に、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の21億円→41億円(前年同期は16.1億円)に95.2%上方修正し、増益率が29.8%増→2.5倍に拡大する見通しとなった。

 業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の50円→85円に大幅増額し、下期配当も従来計画の50円→85円に増額修正した。年間配当は170円(前期は50円)となる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の0.3%→1.8%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2022年3月期第2四半期連結累計期間につきましては、自動車業界並びに半導体業界向けの取扱いが好調であり、また原材料価格も高値推移する等の好条件に支えられることに加えて、中国・米国を中心とした海外子会社の業績も順調に推移する見込みです。また、販売費及び一般管理費についても、当初予想よりも大幅に縮小する見込みとなりました。その結果、鉄鋼、鉄鋼原料、非鉄金属の各セグメントを中心に営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益がそれぞれ当初予想から大幅に増加する見込みです。2022年3月期通期の業績予想(連結)につきましては、ASEAN地域における自動車産業の減速懸念等、今後の業績に不確定な要素が見込まれるため、現時点で判断できる諸条件を見直した上で、前回の業績予想から変更しております。個別業績予想(第2四半期累計・通期)につきましても、同様に見直しを行いましたところ、経常利益、第2四半期(累計)及び当期純利益が、当初予想から大幅に増加する見込みです。

 当社は、株主の皆さまに対する利益還元を経営の重要課題の一つに位置付けており、企業体質の強化と将来の事業展開に必要な内部留保等を考慮しつつ、各期の業績に応じた配当を継続することを基本方針としております。上記方針に基づき、今般の業績予想修正を踏まえ、2022年3月期の第2四半期末及び期末の配当予想を、それぞれ1株当たり85円に修正することといたしました。その結果、年間配当金は1株あたり170円の予想となります。(注)上記の業績予想等は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後さまざまな要因により予想数値と異なる場合があります。                                         
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
6,440.0
(11/07)
+250.0
(+4.03%)