◆ “巻き戻し”先行… - 110円回復
前日に発生した「リスク回避フロー」は、やはり“短命”で終わりました。
キッカケは景気減速が警戒された中国で「預金準備率引き下げ(15日~、0.50%)」が発表されたことですが、この影響もあり、先週末は“巻き戻し”が目立ちました。
「米10年債利回り」は“緩やかに上昇(→1.35%)”、「米株式」は“反発(NYダウ/ナスダック/S&P500は揃って史上最高値更新)”を見せる中、ドル円は“110.253円”へと値を戻してきました。
一方でこうした動きは、あくまで“巻き戻し”との見方が大勢を占めています。
このため“底打ち→反発”との見方は現時点で台頭しておらず、“戻り売り”が根強いのも否めないところです。
◆ テクニカル的には「上方向を試しやすい」…?
本日は「米株式反発」に伴う“日経平均上昇→リスク選好→円売り”も期待されますが、一方で今週は「米CPI(13日)」「パウエルFRB議長・議会証言(14-15日)」という注目イベントが予定されています。
“動きづらい”となりやすく、場合によってはすでに反発している先週末の動きを“巻き戻す(ポジション調整のドル売り)”が意識されてもおかしくないところです。
それでも「下値追いに慎重姿勢」が見られた上での“反発”となると、テクニカル的には「上方向を試しやすい」、少なくとも「下方向は試さない」と見るのが妥当…?
「1月以降の上昇トレンド」を割り込んだことから“押し目買い→戻り売り”への転換を懸念した先週末でしたが、再び“戻り売り→押し目買い”に戻して、ことの成り行きを見極めたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.672(7/8高値)
上値4:110.598(20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、7/2~7/8の50%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:110.426(日足・一目均衡表基準線)
上値2:110.352(ピボット1stレジスタンス、7/2~7/8の38.2%戻し)
上値1:110.253(7/9高値)
前営業日終値:110.124 (週足・一目均衡表転換線、-1σ)
下値1:109.978(7/8~7/9の38.2%押し、大台)
下値2:109.893(7/8~7/9の50%押し)
下値3:109.807(7/8~7/9の61.8%押し、50日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値4:109.699(7/9安値、7/8~7/9の76.4%押し、-2σ、月足・一目均衡表先行スパン下限)
下値5:109.532(7/8安値、20週/100月移動平均線)
最新人気記事
-
「iPS細胞」が13位にランク、大阪ヘルスケアパビリオンの目玉展示... 10/31 12:21
-
今週の決算発表予定 三菱重、トヨタ、NTTなど (11月5日~8日) 11/03 19:00
-
明日の株式相場に向けて=トランプ効果でディスコ怒涛の上げ潮相場 10/30 17:01
-
明日の株式相場に向けて=米国債暴落のシナリオにうごめく資金 10/31 17:00
-
来週の株式相場に向けて=米大統領選の本番迎え「不透明感」は一巡するか 11/01 17:24
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 17:30
-
今日 17:27
-
今日 17:21
-
今日 17:20