ダウ平均は続伸 下値警戒感は薄れるも上値にも慎重か=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/06/11 22:57
NY株式11日(NY時間09:42)
ダウ平均   34573.59(+107.35 +0.31%)
ナスダック   14042.18(+21.85 +0.16%)
CME日経平均先物 29005(大証終比:+125 +0.43%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸して始まっている。前日の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る強い内容となり、市場はインフレ警戒を高めている。ただ、米株式市場はIT・ハイテク中心に底堅い動きを見せた。

 強い米CPIに米国債利回りが低下の反応を見せたことが株式市場に安心感をもたらしたとの指摘もある。来週はFOMCが予定されているが、FRBは慎重スタンスを変えないとの見方が根強い。

 きょうは特に材料もなく、週末ということもあり無難な1日になりそうだ。前日の米CPIへの反応から下値警戒感は薄れ安心感はあるものの、最高値圏での推移となっていることから、上値には慎重な値動きも想定される。

 S&P500が前日に終値ベースで最高値を更新したが、一部からはバブルではとの指摘も出ている。しかし、パフォーマンスやバリュエーション、他の資産間の比較ではバブルの証拠は見られないとの分析も出ている。ただ、ある程度のボラティリティを誘発する可能性はあり、定期的に調整が入る可能性は除外できないと言及。

 IT・ハイテク株もテクニカル的には安全水準とは言えないものの、2000年のITバブル時の領域にはないという。予想ベースのS&P500の株価収益率は21倍程度と過去の長期的平均の16.2倍は上回っているが、直近のデータと比較すれば非常に安定的な水準だと指摘している。

アルファベット(C) 2519.18(-2.42 -0.10%)
フェイスブック 332.69(+0.23 +0.07%)
ネットフリックス 488.35(+1.08 +0.22%)
テスラ 605.92(-4.20 -0.69%)
アマゾン 3356.71(+7.06 +0.21%)
エヌビディア 704.67(+7.67 +1.10%)
ツイッター 60.27(-0.03 -0.05%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 400.34(-1.15 -0.29%)
メルク 76.05(-0.09 -0.12%)
マクドナルド 236.44(+1.85 +0.79%) 
マイクロソフト  257.50(+0.26 +0.10%)
ホームデポ 310.92(+2.61 +0.85%)
ボーイング 248.98(+0.64 +0.26%) 
ベライゾン 57.22(-0.12 -0.21%)
ビザ 234.94(+0.99 +0.42%) 
ハネウェル  228.33(+2.03 +0.90%) 
ナイキ 131.73(+0.75 +0.57%)
トラベラーズ  155.72(+1.70 +1.10%)
ディズニー 178.22(+1.65 +0.93%) 
ダウ・インク 68.56(+0.57 +0.84%)
セールスフォース  239.82(-0.37 -0.15%) 
シスコシステムズ 54.91(-0.12 -0.22%)
シェブロン 108.45(+0.04 +0.04%) 
コカ・コーラ 55.76(-0.15 -0.27%) 
ゴールドマン  378.40(+4.46 +1.19%)
キャタピラー  226.65(+0.92 +0.41%) 
ウォルマート 140.19(+0.31 +0.22%)
ウォルグリーン 55.19(-0.14 -0.25%) 
インテル 57.06(-0.32 -0.56%)
アメックス 163.19(+0.96 +0.59%) 
アムジェン 243.55(-1.30 -0.53%)
アップル  126.72(+0.61 +0.48%)
P&G 134.99(-0.80 -0.59%)
JPモルガン 160.73(+0.33 +0.21%)
J&J 166.28(-0.80 -0.48%)
IBM 150.72(+0.18 +0.12%)
3M 204.41(+1.28 +0.63%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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